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拍子木14組を寄贈
リサイクルデザイン工房が大崎市へ
大崎市古川で15日夜、市や警察、防犯、交通安全団体など関係者が集まり、年末年始の特別警戒「安全・安心まちづくり」合同キャンペーンが行われ、台町「リオーネふるかわ」で開かれた開始式では、防犯巡回用の拍子木の寄贈式があった。
拍子木を市へ寄贈したのは、大崎市古川リサイクルデザイン工房友の会(只野四郎会長)の木彫り研究室(小林正敏代表)。
友の会は、廃材を活用して新たな作品を生み出し、リサイクル意識を広めようと活動している。良い音が響くよう、拍子木に適した廃材を見つけ出すのに苦労したといい、鳴子温泉地域で80年間保存されていた、材質の堅いナシを使った。
拍子木は長さが約40センチ、幅約5センチほどの大きさ。これとは別に子供用に小型の2組も作り、合計14組を寄贈した。
キャンペーン開始式に只野会長と小林代表が出席、伊藤康志市長へ手渡した。只野会長は「大崎の安全、安全に少しでも寄与できればと思う。材質のように犯罪ナシ≠願っている」と語っていた。
開始式では、伊藤市長が「住みやすい環境づくりに、ともに努力しましょう」と、集まった関係者約150人を激励。
このあと、さっそく寄贈された拍子木を打ちながら、繁華街を巡回して防犯を訴えたほか、主要交差点でチラシを配り、安全運転や飲酒運転の撲滅を訴えた。
【写真・拍子木を伊藤市長に手渡す只野会長(左)】
議案1件を修正し可決 大崎市議会定例会
大崎市議会定例会は15日、一般会計補正予算案など32議案を原案通り可決、感覚ミュージアムなどの管理について定めた条例の1部改正案を、1部修正して可決した。
修正案は、感覚ミュージアムなど岩出山地区にある3施設の料金規定、休日設定について精査が必要として、執行部提案の議案から削除、賛成多数で可決した。
共産党議員が提出した子供の通院費の助成を就学前まで引き上げる条例の1部改正案は、反対多数で否決した。
定例会は、18日から一般質問に入る。
年賀状の受け付け開始
古川郵便局 25日まで差し出しを
年賀状の受け付けが、全国一斉に15日から始まった。古川郵便局(木幡英光局長)では、いち早く投かんに訪れた市民に記念品を配るなどセレモニーを行った。
同局では今回、前年並みに引き受け枚数約194万枚、配達は約145万枚を見込んでいる。式典で木幡局長は「元日に1枚でも多く年賀状を届けたいと願っており、早期の差し出しをお願いしたい」と語った。
ロビーには、受け付け開始前に市民約50人が集まった。最初に津軽三味線で民謡の演奏があり、年賀状受け付け開始を祝ったあと、市民が特設のボックスへ、次々に年賀状を投かん。局員から、来年のえと・いのししの土笛などを記念に受け取っていた。
同局では同日から、年賀状の区分け作業のために、一般からアルバイト15人を雇用。さらに25日から、区分けと配達で高校生132人を雇う予定だ。
同局では「確実に元旦に届けられるように、25日まで差し出してほしい」と呼びかけていた。
【写真・ロビーに設けられた特設のボックスに年賀状を投かんする市民】
市民から意見を募集
「国民保護計画」「地域防災計画」大崎市
大崎市は「国民保護計画」と「地域防災計画」の素案を策定、市民から意見を募集している。
国民保護計画は、国民保護法の施行により、武力攻撃が発生した場合の警報の伝達や住民避難などを定め、避難住民の救済を迅速に実施するためのもので、市国民保護計画協議会が審議を進めている。
地域防災計画は、新市発足を受け策定を進めているもので、災害時の体制や職員対応などを規定したものだ。
いずれも市民意見を参考にし、県との協議や議会側への説明などを経て決定、新年度から施行したい考えだ。
応募資格は、市内に住むか勤務する人、事業所を有する個人・法人。素案は市のホームページで公開している。また消防防災課や市政情報センター、各総合支所総務課内の市政情報コーナーで閲覧できる。
応募方法は、所定用紙に素案に対する意見を記入し、消防防災課へ持参するか、郵送、ファクスで。同課の住所は大崎市古川七日町1−1。
電子メールでも受け付けている。アドレスはshobo@city.osaki.miyagi.jp
詳細は消防防災課まで。電話番号は24―2249。
締め切りは、いずれも今月31日。
男が3万円奪って逃走
73歳女性を脅す 大崎市古川
13日午後10時ごろ、大崎市古川福浦の路上で、歩いて帰宅途中だった近くに住む無職の女性(73)に男が「騒いだら殺す」などと脅し、現金約3万円の入った手提げバックを奪って逃げた。古川署は、強盗事件として犯人の行方を追っている。
男は身長が160センチほどで、マスクをして帽子をかぶっていたといい、バックを奪ったあと、走って現場から西の国道4号方面に逃げた。
同署は、付近の聞き込みなどを行い、犯人を追っている。
自分の仕事を図解して説明
大崎市職員が研修会 市民に目を向けた行政へ
大崎市本庁舎で十二日、市職員が、それぞれ担当する仕事を図解化した資料をつくり、職員同士で説明しあう研修が行われ、気付いた点を指摘しあいながら、市民に目を向けた行政について理解を深めていた。
大崎市は、本年度中に行政改革推進大綱の策定を目指していて、研修は、職員1人ひとりの意識改革をうながそうと、大崎市行政改革推進委員会の会長、久恒啓一宮城大学教授が講師となって進めている。
10月から始まった研修は、水道部を含む市長部局の1358人を対象に行われ、久恒教授の講話を聴き、それぞれ図解資料を作成、職員同士で説明しあうという内容だ。
久恒教授によると、図解資料は、仕事の位置付けが文章より明瞭にでき、業務を振り返る上でも有益という。
東庁舎大会議室には、本庁舎勤務の職員を中心に約200人が集まり、数人でグループをつくり、それぞれ作成した資料をもとに、自分が担当する仕事を説明しあった。
農業委員会の職員は、株式会社にたとえながら、組織や担当している仕事を説明。聞いていた職員からは「なぜ農業委員会があるのか」と質問があり、久恒教授は「仕事の中で、自分は当たり前と思ってしまっていることがあるのではないか」と、やりとりを聞きながら指摘していた。
同様の研修は、14日も鹿島台などで開かれる。提出した資料は職員から指摘された意見を取り入れるなどして修正し、今月22日まで行政推進課へ再提出する。
【写真・図解資料で自分の仕事を説明する職員】
いじめから人権考える 人権擁護委員が授業 宮沢小
人権週間(4日から10日まで)の啓発活動で、大崎栗原人権啓発活動地域ネットワーク協議会のメンバー3人が13日、宮沢小学校(亀卦川孝雄校長)を訪れ、アニメや紙芝居でいじめ問題を取り上げ、人権について考えさせる授業を行った。
訪れたのは、人権擁護委員の北村誠太郎さん、会田征子さん、高橋栄徳さん。
授業は5・6年生を対象に行われ、児童37人が図書室に集まり、初めにアニメ映画を観賞。仲間と別の行動を取ったためにいじめにあった少女が、いじめた仲間を手助けしたことで関係を修復するまでを描いた内容で、いじめを傍観してはいけないこと、いじめかえしてはいけないことを伝えた。
紙芝居でも、別のいじめの話をし、人権擁護委員の仕事も紹介した。
北村さんは「それぞれ、人は違っていてあたりまえ」と、個人を尊重する大切さを訴えたほか、「いじめを受けたら1人で悩まず、親や先生、友人、人権擁護委員に相談し、命を大切にしてほしい」と語っていた。
授業を受けた児童は「いじめを見つけて、だまっているのは悪いことだと分かりました」などと感想を語っていた。
【写真・紙芝居で、いじめ問題から人権を考えた授業】
向山地区産廃施設 建設阻止へ決起集会
女性団体が大崎市民会館で 17日
大崎市鳴子温泉・向山地区で計画されている産業廃棄物処理施設の建設に反対する女性の決起集会が17日、大崎市民会館で開かれる。
集会は、大崎地方の女性団体でつくる決起集会実行委員会が開く。
建設に反対する女性の集会は、昨年も11月に旧鳴子町内で開かれた。
処理施設が計画されている地域は大崎地方の水源地域にあることから、大会では、施設が建設されれば大崎産農産物の信用を落とし、観光地・鳴子のイメージも失墜させるとして、建設断固阻止をアピールする。
大会長の氏家睦子・JA古川女性部長のあいさつに続き、自治体の首長らが激励の言葉を述べ、女性団体の代表者が建設に反対する意見を発表。建設阻止を訴える大会宣言を採択する。
集会は、午前10時から開かれる。
「田尻の食材で定食」募集 わが家自慢の一品料理も
田尻エコツーリズム推進協議会は、大崎市田尻地区の食材を使った定食と、「わが家に伝わる自慢の1品」料理を募集している。
定食は、審査で優秀作に選ばれたものを、「ロマン館」などの施設でメニューの1つとして提供する。
応募資格は大崎市在住者。食材は田尻産を中心に使う。ご飯、みそ汁を加え1食あたり400円程度とする。
「田尻○○定食」と名前をつけ、応募用紙に記入、写真を添付し、「公園の中の宿 ロマン館」へ直接提出するか、郵送で。締め切りは1月10日。
金賞受賞者には、賞金5万円が贈られる。
「わが家に伝わる自慢の1品」は、それぞれの家庭自慢の漬け物や前菜、惣菜、デザートなどを募集。応募料理は、2月3日に開かれる環境関連のイベントで紹介し、来場者の評判の高い10点については、賞金1万円を贈る。
応募資格は田尻地域在住者。応募用紙に記入し、1月10日までロマン館へ。1人2点まで応募できる。先着80品までの応募者には、「さくらの湯」入浴券を贈る。
応募方法など詳細は、(有)たじり穂波公社「公園の中の宿 ロマン館」へ。住所は大崎市田尻小塩字八ツ沢1。電話番号は39―2424。
伊藤市長が資産を公開
大崎市の伊藤康志市長は11日、条例に基づき資産を公開した。
土地は、宅地や農地など約2300万円、建物は居宅など8棟、約335万円(いずれも固定資産税課税標準額、2分の1共有)。
このほか、当座預金・普通預金を除く預金は60万円。
報告書は、市政情報センターで閲覧できる。
大崎市議会12月定例会
18日から一般質問 行財政改革やいじめ問題など
大崎市議会12月定例会は、18日から一般質問を行う。通告している議員は23人。
一般質問は18・19日、21・22日の4日間の日程で行う。新年度予算編成や行財政改革の取り組み、総合計画策定のほか、教育面では「いじめ」対策などが取り上げられる。
通告議員と質問の要旨は次の通り(発言順、敬称略)。
【鎌内つぎ子】
▽高齢者が安心して医療・介護を受けられる対策(高齢者窓口負担引き上げ、療養病床削減の受け皿、要介護度の低い高齢者への日常生活用具の利活用)▽難病患者などへの見舞金制度▽市民病院財政健全化計画(本院改築場所、キャップ制、県補助金確保、経営改善)▽待機児童ゼロ(保育所増員計画、認可外保育園の認可化、認可外保育園のゼロ歳児補助金増)▽吉野記念館に子供図書館を
【只野直悦】
▽保・幼・小中連携▽新農業政策(品目横断的経営安定対策、農地・水・環境保全向上対策・県市の対応、新たな米需給調整システム)
【伊藤幹雄】
▽19年度予算編成(基本姿勢、遊休市有地売却)▽農政(農政大転換への考え、集落営農発足後の指導・財政基盤確立、農地・水・環境保全向上対策の申請状況と予算措置)▽食育▽三本木給食センター▽志田橋かけ替え工事▽市営住宅管理
【佐々木啓一】
▽バイオディーゼル燃料▽結婚相談交流事業▽渋滞対策(江合橋付近の対策、東江合橋の進ちょく)
【佐々木惟夫】
▽地域防災計画策定▽市民バス▽開票作業の迅速化▽教育行政(いじめ対策、現状の受けとめ、スクールバス管理)
【小堤正人】
▽総合計画(旧市町の理念反映、市長公約)▽第3セクターの賃貸借契約▽大崎ブランド確立(ブランド認証品、生産者・流通関係者・JAとの連携など)▽肉用牛振興策(市主催肉牛共奨会開催は、繁殖農家・若手後継者支援、繁殖牛増対策)
【大山巌】
▽市長の施政方針(新市建設計画推進、産業革命・1万人雇用、市民の不平不満への対処)▽健全財政(病院運営・建設、第3セクター、財政健全化と事業計画)▽防災対策(災害発生直後の初動情報態勢・連絡網、地域防災計画のマニフェスト、消防団)▽地域活性化(宮交バス路線廃止と市民バス対策、自治組織、安心・安全のまちづくり)▽学校教育(いじめ、児童生徒の安全確保)
【佐藤清隆】
▽行財政改革(新市建設計画の財政計画と短期財政見通し、事業見直しと行政コスト低減)▽自治組織(まちづくり協議会と地域づくり委員会の関係、市街地の組織)▽担い手育成と集落営農▽新病院早期建設の方策▽教育再生
【高橋喜一】
▽スキー場管理運営(施設設備の計画的整備、過疎地の雇用確保・地域経済波及、道路改良と交通機関効果的活用、スキー大会開催)▽福祉(旧市町の特徴の引き継ぎ、過疎地の福祉サービス・在宅介護)▽農地政策(農地・水・環境保全対策事業のモデル組織、経営所得安定対策の担い手・集落営農推進)
【本舘弘】
▽市民病院鹿島台分院の眼科診療▽基本健康審査、乳がん検診▽鹿島台総合支所前のプランター撤去▽ガード北にもう一本道路を
【菊地英文】
▽産業振興計画の観光産業の位置づけ▽デスティネーションキャンペーン(体制、県・民間連携、キャンペーン後の体制・観光産業育成)▽児童福祉対策▽いじめ▽向山地区産廃処理施設
【門間忠】
▽短期財政見通しと新市建設計画(軽々に財政再建団体転落の可能性ありとしたのは、物件費・補助費改革、景気回復と交付税など)▽学校教育といじめ▽農地・水・環境保全向上対策
【加藤善市】
▽農業・商業振興、観光行政▽男女共同参画(少子化対策、セクハラ対策)▽市民病院(本院と分院)
【山村康治】
▽農政(農地・水・環境保全向上対策、エコファーマー、環境保全型農業普及、米需給対策への対応)▽教育(本庁・支所・学校間の情報共有化)▽食育推進基本計画と学校給食▽道路整備(県道古川登米線の新町・富岡間南水路整備、県道鹿島台高清水線の田尻小付近の歩道設置)
【加藤周一】
▽循環型社会(バイオマス)▽地域農業(新政策に乗れない地域、小農切り捨て、農業振興地域の整備に関する法律)
【木内知子】
▽農業(品目横断的経営安定対策、後継者育成、地産地消)▽いじめ(実態、防止策)▽学校給食センター化▽若者の雇用対策
【山田和明】
▽小中一貫教育▽官製談合撲滅(業界への職員再就職、中小建設業界育成、官製談合防止策)▽水害対策(鹿島台姥ヶ沢地区内水対策、山王江排水路整備など)▽職員互助会(公費支出など)▽住宅政策(市営住宅建設とPFI、空きアパートを借り上げ市営住宅にすること)
【三浦幸治】
▽19年度予算(団体補助金算定基準、遊休地の利活用・販売促進)▽自治法改正(クレジットカードによる使用料等納付)▽環境行政(ポイ捨て禁止啓蒙対策、ごみステーション管理・整備、越境ごみ対策)
【氏家善男】
▽合併検証(組織機構見直し、本庁と支所、情報量希薄化)▽病院建設(岩出山分院)▽少子化対策(市の対応、待機児童ゼロ、ゼロ歳児保育を2カ月から、空き店舗利用した一時保育)▽体育館月曜休館▽いじめ対策
【相沢久義】
▽総合計画(新市建設計画の見直し基準・優先順位、市民病院3分院の必要性、各地域への予算配分、総合支所の権限、議員・職員の報酬給与の減額など)▽教育(いじめ、不登校、耐震診断・改修工事の現状・計画など)▽子どもが丘事業(進ちょく、給食センター)▽障害(気軽に相談活動できる拠点を、三本木幼稚園跡に障害者拠点施設を)▽公的施設の管理運営(指定管理者制度導入・利用者からの苦情、費用対効果)
【中鉢和三郎】
▽短期財政見通し(公表目的など)▽文科省あての手紙▽豪雪地域の除雪(旧市町の基準、除雪不備で起こった事故の市の責任、独居老人宅の玄関への除雪、生活弱者宅の雪下ろし)▽産業政策(雇用機会創出など)▽省エネルギー(クールビズ成果、省エネ効果、冬の省エネ対策、学校の省エネ対策など)
【佐藤勝】
▽行政改革(理念・納得型行政、行革大綱と集中改革プラン、職員の意識改革、財政諸表と行政評価制度導入、組織機構、職員研修・人事交流、職員定数・給与制度、職員提案制度・昇任試験・希望降任、人事考課制度、行革推進本部と作業部会、パブリックコメント)
【関武徳】
▽19年度予算(予算配分・優先事業、行革プランの反映、組織機構改編・人事体制)▽産業振興計画の推進(おおさき産業推進機構、農地・水・環境保全向上対策、長者原スマートインターチェンジを軸とする幹線道路整備、専門学校等の誘致)▽教育(問題把握と解決、現場と教育委員会、相談機関として専門知識有する第3者機関の設置)