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大崎市議会6月定例会は、30日から来月7日までの5日間、一般質問を行う。
通告しているのは45人。質問の要旨は、発言順に次の通り。敬称略。
【小堤正人】
▽市長の市政運営(予算、新市建設計画)▽鹿島台駅周辺整備▽少子化対策
【後藤錦信】
▽森林環境税導入▽地域自治組織
【三神祐司】
▽合併協定項目尊重と事業展開(自治組織、行財政改革、新市建設計画)
【佐藤昭一】
▽健全財政確立(新市建設計画の見直しなど)▽市民病院(場所決定・工程、累積欠損金・不良債権処理)▽第3セクター経営・行政負担▽障害者自立支援
【大山巌】
▽自然環境保全(住民主体の活動、ごみ処理、向山地区産廃施設)▽農業経営所得安定対策大綱(耕作放棄地対策、後継者対策、食料自給率)▽過疎対策▽一万人雇用対策(企業誘致、定住人口推進、Iターン・Uターン対策)
【横山悦子】
▽子供の安全対策(通学路安全点検、公用車の青色回転灯設置など)▽市営住宅(高層階高齢者と要介護者対策、入居者抽選など)▽バス路線廃止・市民バス▽図書館(駐車場整備など)▽古川駅・周辺のバリアフリー▽軽自動車税、公共料金のコンビニ納付
【中村一彦】
▽教育(市長の教育観など)▽市民融和▽高年齢者雇用(シルバー人材センター事業など)▽地震対策(地域防災計画策定、初動情報連絡システム、市民への情報提供、ブロック塀、自主防災組織)
【門間忠】
▽水害に強いまちづくり▽奨学資金貸与基金造成▽表彰制度(条例制定、選定基準、旧市長・町長への敬意)
【三浦幸治】
▽教育(子どもが丘事業、通学路防犯対策)▽交通対策(環状線構想、三本木インター)▽福祉(ウイークサービス、総合検診充実)▽労働政策(若者の雇用・企業誘致、中小企業活性化)
【伊藤幹雄】
▽農政(経営所得安定対策、認定農業者支援など)▽ポジティブリスト制度(いもち病など防除)▽教育(学区見直し、下伊場野小通学路への車両進入規制など)▽選挙の投票時間短縮
【高橋憲夫】
▽産業振興(市長の産業革命、雇用一万人、農業)▽財政健全化(18年度予算、特例債と臨時財政対策債、市長公約との整合性)▽中心市街地活性化(まちづくり3法、空き店舗対策、活性化の意義)
【山村康治】
▽小中学校耐震化▽市営住宅整備▽農業・農村対策(認定農業者・集落営農組織育成、環境保全)▽学校適正規模
【菊地英文】
▽6年生まで児童医療費助成を▽スクールバス▽まちづくり協議会・地域づくり委員会の状況、委員募集▽デスティネーションキャンペーン
【佐藤和好】
▽行財政改革大綱・集中改革プラン▽自治組織と地域協働▽下水道整備構想と浄化槽設置整備構想
【中鉢和三郎】
▽環境行政(環境基本条例の見直し、環境基本計画、組織機構)▽行財政改革大綱と集中改革プラン(目的、留意点、推進体制)▽産業振興計画(伊藤市長流の特徴、計画と環境問題、地域格差是正
【山田和明】
▽小迫(鹿島台地区)の未給水解消▽県のドクターバンク事業共同実施▽介護予防(包括支援センター・サブセンターの職員体制、効果を上げる取り組み)▽観光振興(景観整備、外国人用パンフレット、海外での宣伝)▽AED設置
【宮下佳民】
▽行政改革▽職員意識改革・勤務評価
【佐藤講英】
▽子育て支援(幼保一元化、既存幼稚園に保育機能、医療費無料化を中学卒まで、放課後児童健全育成事業・中高年パワー)▽健康、生きがいあるまちづくり(介護うつ対策、医療費適正化、生活習慣病予防)▽消防団育成▽市民病院建設(計画通り間に合うのか、建設地)▽電子投票条例制定(今回の市長・市議選経費と棄権防止対策、市民生活に沿った制度、今回の選挙の無効票)▽障害者自立支援
【三浦康夫】
▽安心、安全(地域防災計画、地震・水害・地すべり等の把握、自主防災組織、ライフライン確保、学校と周辺施設の耐震、消防団)▽産業振興(トップセールス、起業促進、中心部の空き施設、空き店舗対策)▽環境基本計画(環境負荷の削減、資源循環型社会推進、CO2削減、自然環境保全)▽路線バス廃止・交通政策
【佐藤弘樹】
▽危機管理(災害時の初動・連絡、旧自治体の地域防災計画、団体間の協力・復旧ボランティア受け入れ、被災市民バックアップ制度)▽AED▽施設整備▽広報(広報編集委員制度など)▽産業振興(広域横断的な施策計画、異業種交流・情報共有▽まちづくり協議会▽地場産品ブランド(体感食楽市場、販売・PR)
【関武徳】
▽市長の市政方針とマニフェスト(20万市、大崎産業革命)▽一体化醸成(地域活性化支援・人材育成、市域内交流)▽行財政改革(事務・組織機構改革、集中改革プラン)
【氏家善男】
▽農業振興(販売戦略、大崎ブランド産地化)▽姉妹都市交流(新たな盟約、災害時協定)▽学校教育(道徳・食育、少子化・夏休み)
【小沢和悦】
▽市長の政治姿勢(市民病院)▽高齢者医療制度改悪(医療費支払い困難者対策、療養型病床削減対策)▽水道水源保護条例▽平和事業(非核平和都市宣言、無防備都市宣言、憲法9条)▽1万人雇用▽職員服務規則
【笠森健一】
▽障害者自立支援法(施設利用者負担、就労状況)▽市民病院・災害拠点病院
【只野直悦】
▽災害に強いまちづくり(地域防災計画・水防法改正、江合川流域洪水ハザードマップ、田尻川下流地域浸水対策)▽農業振興・大崎ブランド(循環型農業、農地・水・環境保全向上対策)
【菊地恵一】
▽ミクロ的視点からの財政健全化(OA機器関連予算、文書発信方法・通信費、余分な経費への認識)▽マクロ的視点からの財政健全化(債務額)▽子育て支援▽まちづくり(コンパクトシティー、リオーネ古川・醸室の市街地再生、台町地区のセンターポール問題)▽産業政策(1万人雇用、工業支援センター)▽市民病院(あるべき未来像、臨床研修医1期生、医療制度改革、病院建設へ財政的取り組み・情報公開)
【相沢孝弘】
▽市政方針(総合計画、事務改善、防災対策、児童福祉・子供家庭相談)▽商工業・観光物産振興▽土地区画整理事業支援▽学校教育(安全確保・学力向上、備品補充)▽病院建設(計画通り事業推進するのか)
【木内知子】
▽ゼロ歳児保育完全実施▽松山旧分庁舎改修後の有効活用
【高橋喜一】
▽交流事業(市内地域間交流、旧市町の友好都市・姉妹都市交流の継続、開市式)
【佐藤清隆】
▽向山地区産廃施設(市長の反対の覚悟、建設阻止の方策、向山地区の地域振興策)
【木村和彦】
▽産業活性化対策▽教育施設の耐震工事、学区見直し▽自治組織、自主防災組織、地域防犯見守り隊(行政との協働、自主防災組織の方向性)▽危機管理(危機管理とは、危機管理監の実際の働き)▽地域おこしと夏祭り(一体感高める必要性、開催場所)
【加藤周一】
▽地域資源活用(都市生活者の自然回帰でまちづくり、バイオマス)▽障害者自立支援▽安心できるインフラ整備
【斎藤博】
▽固定資産税滞納(滞納徴収、悪質な滞納者判断)▽小学生、幼稚園児の学校間交流
【鈴木寿郎】
▽市民病院建設場所
【門脇憲男】
▽産業政策(農業振興計画、森林整備計画、商工業振興、観光物産事業、湯めぐり回廊)▽財政運営(新市建設計画と財政バランス、事業優先順位、コスト意識、市長公約など)
【本舘弘】
▽鹿島台分院へ眼科設置(市内眼科のアンバランス、地域医療連携を眼科で、市中心部へ医療バスを)▽2線堤西側の内水処理
【鎌内つぎ子】
▽子育て支援(待機児童対策、子育て支援プラン策定)▽障害者支援(自立支援法と支援策、障害者プラン)▽介護施設食事代、部屋代自己負担軽減
【佐藤勝】
▽市長公約(行財政改革、7つの安全・安心、おおさき産業革命・1万人雇用、大崎ブランド戦略会議)
【氏家勇喜】
▽学校給食の地場産品活用▽農地、水、環境保全対策事業
【大友文司】
▽小児デイサービス▽緩和ケア(病室確保、在宅緩和ケア)
【遊佐辰雄】
▽子供の医療費、妊産婦検診無料化▽本庁に観光課を▽総合支所に「すぐやる課」を▽スクールバス充実・通学路の安全対策▽市民バス運行路線拡大▽岩出山分院建設
【豊嶋正人】
▽総合計画(策定への組織機構・進行管理)▽行財政改革(改革大綱・集中改革プラン、組織機構)▽少子化対策▽個人情報(管理運営、小中学校の対策)
【佐々木惟夫】
▽哀悼の言葉▽病院建設
【相沢久義】
▽中核施設三本木用地(知事との話し合い、市長の活用の考え)▽食育▽温泉療法
【佐々木啓一】
▽一体感醸成▽子供の安全対策▽組織機構見直し、新市のバランスある発展、予算編成はばらまきの感が
=コラム=
気分の悪くなる本
「遺伝子が解く!万世一系のひみつ」(竹内久美子著、文芸春秋刊)という本を読んだ。著者は動物行動学が専門ということで、自然科学の目から皇室の「男系女系」の問題をどうとらえているのか、興味をひいたからである。
さて、著者の結論を簡単にまとめれば、「皇室男性のY染色体を伝え続けるべし」ということ。
周知のように、人間の性染色体は男はX・Y、女ならX・X。Y染色体は、ほとんどそのまま、父から息子へと伝わるが、女の場合、性染色体をつくる時にペア同士で交差という現象がおこり、そのままの形では伝わらないという。千年以上もつづく皇室が、同じY染色体を受け継いでいることは「奇跡に近い」尊いことらしい。
遺伝的に裏付けされた皇統の揺ぎなさ―ということになるのだろうか。なるほど、たしかにある家が、同じY染色体をこんなに長い間受け継いできた例は、世界史的にもないかもしれない。自然科学の世界からも尊いと言われれば、かなり説得力がありそうだ。
ところが、染色体の話など分からない時代から、なぜ男子継承にこだわってきたのかという問題になると、「直感的にそれが重要だと認識していたからではないか」といった表現になり、どうも科学的とは思えない。アマテラスや卑弥呼の話などを聞くと、そもそも女性の地位は高かったのではという気もするが。わたしなどは、文化的な側面(中国文化、すなわち儒教)がかなり影響していると思うのだけれど。
さて、「Y染色体」の話とからめて父系社会のことも言及していて、集団を守るためのメリットとか、そのためオスの体が大きくなったとかいう話も出てくる。なるほど、人類が進化するには、男社会の方が有利だったのだなあ。
この本には、今話題の出生率の話や、どうして女性の腰のくびれがすてきに見えるのかといったテーマを科学的に説明していて、なかなかおもしろいが、読んでいて思い出すのは、「優勝劣敗」という言葉。女にモテる男の話もあるが、どうしたって自分と照らし合わせて読んでしまうわけで、こんなに気分の悪い本に出合ったのは初めてだ。
地球に生命が誕生して何億年たつのだろう。人類の歴史も数百万年を経ている。劣勢な固体が淘汰されてしまうなら、わたしみたいに劣性遺伝子のかたまりみたいな者は、とっくに地上からおさらばしていてもいいはずなのに。どうも納得がいかない。
つくづく、動物学なんて分野に関心がなくて良かったと思ったが、劣勢な勢力でもどうやったら生き残れるのか、興味もわいたのだった。
関係者が出席しテープカット
リオーネ古川がステップアップオープン
大崎市古川台町の中心市街地再開発事業で整備された「リオーネ古川」の「ステップアップオープン」セレモニーが23日行われ、関係者がテープカットをしてオープンを祝った。
リオーネ古川は、旧エンドー店舗跡地など1万4000千平方メートルを再開発。鉄骨3階の商業施設ビルや立体駐車場、マンションが建設された。総事業費は約30億円で、国、県、旧古川市の補助を受けた。
商業施設ビル内のシネマコンプレックス(複合型映画館)「シネマ・リオーネ古川」は3月に先行オープン。このあとドラッグストアや書店、CDショップなどが入り、約7割の入居が決まった。同日からは、地場産の野菜などを販売する生鮮市場もオープンした。
大崎市は、1000万円の補助金を出し、地場産品のブランド化戦略の一環として「大崎体感食楽市場」を8月2日に開設する予定で、先行する取り組みとしてステップアップオープンにあわせ、生鮮市場を開設。同日は、市内の産直施設など9者が出店した。同じフロアには食料品をあつかう業者が入り、訪れた買い物客でにぎわっていた。
セレモニーでは、事業を運営する第3セクター「アクアライト台町」の千葉基社長や、伊藤康志大崎市長らがテープカットをしてオープンを祝い、記念品を受け取ろうと、大勢の市民が列をつくる姿も見られた。
【写真・買い物客でにぎわった生鮮市場】
自転車のお年寄り車と衝突し死亡 美里町中埣
22日午前8時55分ごろ、美里町中埣の町道で、自転車に乗っていた同町平針字田中前72―1、無職、千葉幸子さん(70)が、登米市米山町中津山字清水3―1、会社員、新井かおりさん(21)運転の軽乗用車と衝突、千葉さんは頭を強く打つなどして、収容先の病院で死亡した。
新井さんの車が、千葉さんの自転車を追い抜こうとした際、自転車と衝突した。遠田署で事故原因を調べている。
助役人事案、29日提案へ 大崎市議会6月定例会
大崎市は、一般会計補正予算案や助役の人事案など5件を、29日に追加提案する予定だ。
一般会計補正予算案は、4414万4000円を追加、総額528億4714万4000円とした。
追加補正の主なものは、三本木の土地区画整理地内の土地取得者に対する定住奨励補助金2279万6000円、鹿島台温泉源泉ポンプ交換委託料644万8000円など。
地域自治組織の立ち上げや運営を支援する非常勤特別職として、高崎経済大助教授の桜井常矢氏(34)を起用する方針で、報酬を定める条例の改正案を提案する。
桜井氏は生涯学習や地域づくり教育が専門で、高崎市長期総合計画の市民会議専門委員や、大崎地方合併協議会の地域自治組織にかかわる小委員会のアドバイザーを務めた。
桜井氏は月7日程度の勤務で、7月にも旧市町で設置されるまちづくり協議会や、小学校区などで組織する地域づくり委員会の立ち上げ支援や、組織運営などを支援するほか、調査・提言、職員研修なども実施、担当する。7月1日に就任予定。
アドバイザーの任期は単年度とし、再任も可能とする。報酬は月額23万円とし、人件費を補正予算で計上した。
伊藤康志市長は、助役を副市長の呼称で2人起用する方針を発表しており、今回、助役人事案2件を提案する。
また、監査委員の1人を常勤とする条例改正案を提案する。
半世紀の歴史に幕 古川市社協が解散式
来月1日に7つの社会福祉協議会が合併して大崎市社会福祉協議会が発足するのを受け、古川市社会福祉協議会の解散式が22日、大崎市古川のパレットおおさきで開かれ、看板を納めて半世紀の歴史の幕を閉じた。
古川市社協は昭和26年、任意団体として発足し、昭和43年、社会福祉法人となった。高齢化社会の進展を受けてホームヘルプやデイサービス事業に取り組み、介護保険制度の開始後は、デイサービスセンターを建設するなど積極的に事業を拡大。知的障害者の授産施設も運営するなど、旧古川市の福祉向上の中心的役割を果たしてきた。
大崎市に合併した1市6町の社会福祉協議会は、自治体の合併にあわせ新社協をスタートさせようと合併協議を進めたが、理事の人事などをめぐって協議がもつれ、大崎市社協の発足は7月にずれこんだ。新社協の会長には、森谷尚生古川市社協会長が就くことになっている。
関係者が出席した解散式で、森谷会長が「大崎市社協は600人の職員をかかえるマンモス組織になるが、これまでの実績をふまえ、地域福祉を低下させることなく、一層の努力をしていく」と式辞。
また伊藤康志大崎市長があいさつし、「古川市社協は合併後も、新社協の中心的役割を担い、時代のニーズにこたえられる事業を展開してほしい」と期待を述べた。
式典では、歴代の会長を表彰、協力者・団体に感謝状を贈り、森谷会長が看板を降納して、古川市社協の歩みにピリオドを打った。
【写真・古川市社協の解散式】
電話機盗み逮捕 古川署
古川署は21二十一日、窃盗容疑で大和町吉岡、トラック運転手・五十嵐俊之容疑者(29)を逮捕した。
調べでは、五十嵐容疑者は18日午後5時ごろ、大崎市古川のスーパーで、荷受場にあった店の電話機1台(時価5000円相当)を盗んだ。
電話機は、修理に出そうと箱につめ、置いていたもので、五十嵐容疑者は箱ごと盗んだ。中に電話機が入っているのを知らず、盗んだらしい。
五十嵐容疑者は、仕事でスーパーを訪れていた。
大崎市議会一般質問
通告者は45人に 質問時間を短縮し実施へ
大崎市議会6月定例会の一般質問は、19日に通告が締め切られ、45人が質問を通告した。議会運営委員会は当初、30人程度を見込み定例会日程を決定したが、予想を大きく超えたため、1人の質問時間を短縮して実施する。
議会運営に関する合併前の申し合わせでは、予算案を審議する最初の定例会(通例は2月)については、旧古川市議会の例にならい、一般質問ではなく会派代表質問を実施するとしていた。
合併期日の関係で、大崎市議会は6月が第1回定例会となり、予算案が提案され、審議が続いている。開会前、会派代表者会議や全員協議会などで話し合った結果、選挙後最初の定例会という事情もあり、議員の間で一般質問を望む声が多かったため、実施を決めた。
議会運営委員会は、通告者を30人程度と見込み、一般質問を5日間実施することに決定。しかし、議員53人中、45人が通告をしたことから、20日に議会運営委員会を開き、質問時間を1人60分から40分に短縮、会期は延長せず、予定通り5日間で実施することに決定した。
一般質問は30日と来月3・4日、6・7日に行われる。開会時間はいずれも午前10時。
ごみを捨てないで
宮沢小5年生が清掃活動 大崎市古川化女沼ダム
大崎市古川の化女沼ダム周辺で21日、ダム周辺を桜の名所にしようと活動している市民団体の会員や児童らが集まり、ごみを拾う活動を行った。
集まったのは「化女沼2000本桜の会」(佐々木哲朗代表)のメンバーや宮沢小学校(亀卦川孝雄校長)の5年生、県・大崎市の職員ら合計50人ほど。
同会は、ダム周辺を桜の名所にしようと、2000年に2000本を植樹した。毎月1回、市職員らと合同で清掃活動をするなどダム周辺の美化活動も続けており、今回は、総合学習で環境について学んでいる宮沢小の児童24人も加わった。
子供たちは、「多くのお客さんに見てもらうため、今日の活動を通して、もてなしの心を養ってほしい」と、佐々木代表から話を聞き、さっそく、ダム周辺へごみを拾いに出かけた。
ダムサイト近くの駐車場では、投げ捨てられたペットボトルやプラスチックの弁当箱、タバコの吸い殻などが多数見つかり、打ち上げたまま捨てられた花火もあった。
子供たちはごみを分別しながら、金バサミを使って1つ1つ拾い集め、「ごみは捨てないで持ち帰ってほしい」などと感想を語っていた。
【写真・ダムサイト近くの駐車場でごみを拾い集める児童】
病院本院建設など議論
大崎市議会予算特別委 総括質疑2日目
大崎市議会・予算特別委員会20日、2日目の総括質疑を行い、病院本院建設問題などで議論が展開された。予算特別委は21日から、分科会による質疑に入る。
同日午前の審議では、市民病院本院建設問題が取り上げられ、建設地について「選挙公約で現在地と明言していたが、前日まで現在地を基本≠ニすると、含みのある答弁をしている」と真意を問われ、伊藤康志市長は「市長就任後、市民の本院建設への期待の大きさと、課題も再認識した。まず課題を検討し、1日も早く方向を示し、市民理解を得たい」と述べた。
さらに「(建設より)経営を優先するのか」という質問もあり、伊藤市長は「病院建設は市政全般に与えるウエートが大きい。経営、財源確保の重みと、市民の期待にこたえる病院のありかたを、総合的に検討する」と答弁した。
巡回ラジオ体操、大崎市から
新市発足を全国にアピール 来月26日
NHKの夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会は7月26日午前6時から、大崎市の古川東中学校グラウンドで開かれる。
体操会は大崎市の発足を記念するイベントとして開催され、ラジオによる中継で、大崎市の誕生を全国にアピールする。
午前5時半から受け付けを開始し、開会は午前6時。ラジオの生中継は午前6時半から始まる。
放送終了後、体育指導員やスポーツ少年団のリーダーなどを対象に「指導者講習会」を30分程度行う(事前の申し込みは不要)。
駐車場は古川総合体育館、県大崎合同庁舎などを設定している。
雨天時は、会場を古川総合体育館に移して開催し、参加者は上靴の準備が必要。また、入場者が制限されることもあり、その場合は児童・生徒の参加を優先する。
詳細は大崎市教育委員会生涯学習課へ。電話番号は72―5035。
総括質疑が始まる
大崎市議会・予算特別委員会
大崎市議会6月定例会は、19日から予算特別委員会で予算案などの審議に入り、同日は総括質疑を実施。同日午前は、委員が市民病院建設や産業振興などについて伊藤康志市長に質問した。
市民病院本院建設場所について、伊藤市長は「どのような病院をつくるのか、他の医療機関との連携、財政的な裏付けなどを総合的に検討すべきで、早い時期に方向性を出したい」と答弁した。
また「(選挙公約の)1万人の雇用創出は壮大で、あてがあるのか」との問いに、柏倉寛産業経済部長は「高年齢者の雇用増などで実現でき、過大なものではない」と述べた。
また、鳴子温泉・向山地区の産廃施設建設計画への対応については、高橋透市民生活部長は「5月30日に、連絡調整会議を庁内に設置した。向山の地域振興も含め、反対意見もふまえて検討したい」と語った。
総括質疑は20日も行われる。
大崎市発足記念する企画検討
古川の秋まつり 会議所青年部がシンポジウム 22日
古川商工会議所青年部は22日、青年部会員が参加し、10月に大崎市古川で開かれる秋まつりのあり方を考えるシンポジウムを、「醸室(かむろ)」で開く。
秋まつりはこれまで、旧古川などの関係者が集まって物産市「まじゃらいん市」を開いてきた。
古川まつり協賛会やまつり実行委員会、商工会議所青年部では、今年は大崎市発足を記念した企画を検討中で、まつりのあり方や具体的な取り組みなどを考えようと、シンポジウムを開く。
パネラーは伊藤康志市長、菊地恵一市議、高橋憲夫市議、矢吹重則古川まつり実行委員長を予定している。
一方、古川商工会議所青年部は大崎商工会や玉造商工会の青年部と今月中に懇談会を開き、まつりでの協力や連携について意見を交わすことにしている。