大崎ネットニュース  Oosaki Net News

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6月30日(金)

千葉賢助役が辞任 大崎広域事務組合

 大崎広域事務組合の千葉賢助役(64)が30日付けで助役を辞任した。

 千葉氏は古川市福祉部長、総務部長などを経て平成11年4月に助役に就任し、2期目。来年3月末の任期満了を前に辞表を提出、組合管理者の伊藤康志大崎市長が辞職を了承した。千葉氏は「大崎市が発足したことや、常勤の副管理者を置く組合の体制変更が予定されていることもあり、区切りをつけるため辞任を決めた」という。

 組合の規約変更案は、組合議員だった町長を副管理者とし執行部を構成、さらに常勤の副管理者を置く内容。

 組合管理者の伊藤市長は、議会で規約変更案可決後、組合議会臨時会を招集し、常勤副管理者を選任する人事案を提案する方針だ。




大崎市、県と民間から助役(副市長)
 高橋・大崎地方振興事務所長と河合・元帝国データバンク支店長


 大崎市議会は29日の本会議で、助役に高橋伸康氏(58)=県大崎地方振興事務所長=と、河合堯昭氏(63)=元(株)帝国データバンク仙台支店長=の選任に同意した。「副市長」の呼称で、来月18日に就任する。

 高橋氏は大崎市古川出身。東北大農学部を卒業して県職員となり、古川農業試験場研究員、小牛田地域農業改良普及センター所長、技術担当の産業経済部次長など技術系部署を歩み、農林水産局長を経て今年4月から現職。

 河合氏は愛媛県出身。芝浦工大電気工業学部卒。建材会社などの勤務を経て帝国データバンクに入社。仙台支店長などを務め、定年退職後、経営コンサルタント会社を経営している。

 県内で複数の助役を置くのは、同じように副市長の呼称で置いている仙台市以外、大崎市が初めて。伊藤康志市長は「大崎市は市域が広いことや、マネジメント機能を強化したい」と、2人の助役を置く条例案を、5月19日の臨時議会に提案、可決された。

 伊藤市長は「高橋氏を第1副市長とし、行政全般のほか、農業振興面も面倒をみてもらう。河合氏は商工業振興や企業誘致などを担当させる。民間出身の副市長を置くことで、職員の意識改革が進むことも期待している」と述べた。




予算委付託の議案30件可決

 大崎市議会6月定例会は、29日に本会議を開き、予算特別委員会に付託された30議案のうち、一般会計予算案など29議案を原案通り可決、後期過疎地域自立促進計画を一部修正し、可決した。

 本会議の前に開かれた予算特別委員会では、共産党議員が提出した鹿島台駅周辺地区整備の計画策定委託料1950万円を削除して予備費に計上する一般会計予算修正案、資産割の比率を原案より引き下げる国保税条例一部改正の修正案は、賛成少数で否決。

 また同じ議員が提出、総合計画を年度内にまとめ、来年度予算編成を計画にのっとって行うよう求める一般会計予算に対する付帯決議案は、賛成少数で否決した。

 衆院小選挙区の区割りを早期に変更するよう求めるものなど、6件の意見書を可決した。





6月29日(木)

菅原氏を会長に選出  大崎市認定農業者連絡協

 大崎市認定農業者連絡協議会の設立総会が27日、大崎市古川で開かれ=写真=、菅原勘一氏(古川)を会長に選んだ。

 総会には、旧市町ごとに組織された地区協議会から代議員20人ほどが出席した。

 総会では規約、本年度事業、予算など議案を承認。各地区の代表者らによる互選で役員を選出した。

 会長のほか、役員は次の通り。敬称略。

▽副会長=阿部雅良(鹿島台)、佐々木岱一(岩出山)、久保純雄(田尻)

▽会計=佐々木政直(古川)

▽幹事=中鉢守(鳴子)、小原勉(松山)、渋谷亨悦(三本木)、鈴木俊通(鹿島台)、佐藤佑一(岩出山)、高橋公(鳴子)、佐々木武美(田尻)

▽監事=筒井修悦(松山)、桑添寛治(三本木)





6月28日(水)

新田柵跡、大型の建物跡を発見
 名生館官衙遺跡の調査結果も発表 大崎市教委

 大崎市教育委員会は28日、新田柵跡推定地第8次発掘調査(田尻大嶺・八幡)と、名生館官衙遺跡第28次発掘調査(古川大崎天望)の結果を報道発表した。このうち新田柵跡推定地の調査で発見された大型の建物跡は、県内の古代の遺跡では珍しい規模という。

 大型の建物は掘っ立て柱で、東西方向に長さ27・5メートル、縦が5・6メートル。時代は8世紀中ごろと見られる。この建物跡は昨年の調査で一部が見つかっていたが、今回、全体の大きさが確認された。

 同遺跡は、蝦夷(えみし)対策で朝廷が設置、軍事と役所の役割を兼ねた新田柵跡と見られ、724年の多賀城創建以降につくられた「天平5柵」の1つと見られている。教育委員会によると、大型の建物は「兵舎や倉庫などの用途が考えられ、具体的な性格は分からないが、役所に関連する建物であることは確かだろう」という。

 また、名生館官衙遺跡の調査では、8世紀の役所に関連する建物、小規模倉庫群と見られる建物跡や、材木塀跡などを確認。

 昨年、約100メートルほど北の地点で、1メートルほどの深さの堅牢な材木塀が見つかっている。今回見つかったものは、掘り込んだ跡が20センチ程度と浅いことなどから、直接つながるものではないと判断された。

 市教委は一般を対象に現地説明会を、1日午前10時から名生館官衙遺跡で、また新田柵跡推定地で同日午後1時から開く。


【写真・新田柵跡の発掘現場】




速さ、正確さを競う
 大崎市鹿島台で大崎消防操法大会

 第37回県消防協会大崎支部(支部長・村田恭一大崎市消防団長)の消防操法大会が27日、大崎市鹿島台の「瑞・華・翠交流施設多目的グラウンド」で開かれ、大崎市消防団が優勝した。

 操法大会は、小型ポンプをあつかう正確さ、放水までの時間を競うもので、大崎地方の5消防団から各1チームが参加した。

 4人の消防団員が1組になり、機械を確認したり、丸められた3本のホースを一気に転がしてすばやくつなげ、53メートル先の地点まで全力で走って放水体勢をとるなど機敏な動作を見せ、日ごろの訓練の成果を発揮していた。

 優勝した大崎市消防団は、鹿島台の分団から出場したチーム。来月23日に女川町で開かれる県大会には、鹿島台から出場することが決まっている。

 競技の結果、2位は色麻町消防団、涌谷町消防団が3位に入った。

【写真・放水の体勢をとる消防団員】





6月27日(火)

正蔵さんがやってくる
 「林家一門落語会」入場希望者募集 古川まつり前夜祭


 8月2日に開かれる古川まつり前夜祭で、落語家・林家正蔵さんら林家一門が訪れ、落語会が開かれる。大崎市誕生を祝おうという姉妹都市・東京都台東区の交流事業の一環で、古川まつり協賛会は、入場希望者を往復はがきによる応募で受け付けている。

 古川まつりは、祭り前日に江合川河川敷で花火大会を開催し、台東区も毎年、協賛金を支出し支援してきた。しかし、安全管理や協賛金集めの負担などの問題があり、今年、開催しないことに決めていた。かわりに前夜祭を醸室(かむろ)やリオーネ古川などを会場に開く計画が進められており、伝統の江戸芸能で、前夜祭は盛り上がりを見せそうだ。

 訪れるのは正蔵さんのほか、林家種平さん、林家しゅう平さんら落語家と、曲芸の翁家勝丸さん。

 開催場所は芙蓉閣(大崎市古川駅前大通)で、午後6時開演。定員は500人。

 応募資格は小学生以上。応募多数の場合は、抽選を行う。

 往復はがきの往信面に住所、氏名、年齢、電話番号を、返信表に応募者の住所、氏名、郵便番号を記入し、古川商工会議所内古川まつり協賛会「林家一門落語会」係(郵便番号989―6166)へ。

 締め切りは7月19日(必着)。申し込みは1人1枚。1枚で複数枚、複数人連名で申し込んだり、必要事項記載不備の場合は、無効となる。

 詳細は古川まつり協賛会へ。電話番号は24―0055。





6月26日(月)

花が見ごろ迎える
 大崎市古川 古代の里・あやめ園


 大崎市古川・古代の里にあるあやめ園は、先週終わりから開花が進み、見ごろを迎えている。

 古代の里のあやめ園には、5000平方メートルの園内に3万株ほど、約60種類のハナショウブが植えられている。規模こそ栗原市や登米市などの名所より小さいが、園内は自由に入ることができ、隠れた花の名所として市民の人気を集めている。

 花が咲き始めたのは20日ごろからで、管理する市古川総合支所地域整備課の話では、今年は低温が続いた影響で10日ほど開花が遅れたいう。

 園内では、紫や白などさまざまな花が咲きそろい、ようやく見ごろを迎えた花を楽しもうと、市民が訪れて散策する姿が見られる。

 同課によると、花は来月上旬まで楽しめそうだという。詳細は大崎市古川総合支所地域整備課へ。電話番号は23―2408。

【写真・花が見ごろを迎えた大崎市古川、古代の里・あやめ園】