大崎ネットニュース  Oosaki Net News

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8月5日(土)

大崎市の産業振興を考える
 おおさきブランド戦略会議 古川で12日


 大崎市は、おおさきブランド戦略会議(飛翔会議)を12日午後3時から、古川保健福祉プラザで開催する。伊藤康志市長が選挙戦で公約に掲げていたもので、有識者の意見を地域産業の活性化に生かすのが狙い。会議は一般市民に公開される。

 おおさきブランド戦略会議は合計8回開催する予定。第1回のテーマは「大崎市出身者から見たおおさきブランドづくり」。

 宮城大学事業構想学部の大泉一貫教授が「私とおおさき」と題して講演。このあと、大泉教授をコーディネーターにディスカッションを行う。

 パネラーは経営コンサルタントの小堺桂悦郎氏、東北放送アナウンサーの横山義則氏、県議の外崎浩子氏。

 第2回は今月26日午後3時から、観光戦略をテーマに鳴子公民館で開催する予定。

 詳細は企画調整課政策調整係へ。電話番号は23―2129。




=コラム=
 たこ焼きの味


 3日と4日、古川の中心商店街は古川まつりでにぎわった。まつりを待っていたように梅雨が明け、連日、真夏の日差しが会場のメーンストリートに照りつけた。取材で通りを歩き回ったが、厳しい暑さに、ちょっと疲れてしまった。夏まつりらしい陽気は欠かせないが、連日、現場に出ずっぱりのまつり関係者も大変だったろう。

 ところで、通りに並ぶ竹飾りに「すき間」が目立つのは、やっぱりさびしい。コンクールで毎年のように入賞していた店が撤退してしまった一角はは、今年も空白のままだった。

 シャッターを閉めた店舗が増えたし、七夕飾りをつくる費用や時間が大変なこともあろうが、やはり古川まつりは「七夕まつり」なんだということを、もう一度、思い起こしてもいいのじゃなかろうか。

 さて、話はまったく変わる。わたしはたこ焼きが大好きで、まつりとなれば、買って食べないことには気がすまない。炎天下にもかかわらず、焼きたてを買おうと、今年もたこ焼き屋さんの前に並んでしまった。ソースの味と、たこの歯ごたえが何ともいえないのだ。

 ところが、買ってそのまま記者室まで持ち帰ったところ、パックの中で蒸れてしまったのか、べしゃっとつぶれていて、たこも飛び出す無残な姿。ああ、すぐ腹の中に収めてしまえばよかったと後悔。祭り2日目、今度は別の屋台へ飛び込んで購入。すぐ店の裏の日陰で、むしゃむしゃと立ち食いを始めたのだが、背中を丸めて食べ続ける恥ずかしい姿を、市役所の職員に見つかってしまった。

 ところでソースの味だが、いずれのたこ焼きも、どうも甘すぎる。最初に買った屋台が使っていたソースをこっそり確認したら、広島県の企業がつくっているものらしい。西日本で好まれる味なのだろうか。東北人のわたしには、どうもなじめなかったのである。




ジャンボ肉まつり 田尻で27日

 第19回ジャンボ肉まつりinたじりは、27日午前10時から午後2時まで、大崎市田尻地区の加護坊山で開かれる。

 チケットは前売り券が2000円、当日券は2500円。田尻総合支所、田尻地域のJAみどりの支店などで販売している。

 問い合わせは大崎市田尻総合支所産業振興課へ。電話番号は39―1115。





8月4日(金)

伊藤市長が市民と直接懇談
 移動市長室%c尻から開始  鳴子温泉地区は11月に予定


 大崎市は、伊藤康志市長が各総合支所単位に現地に出向き、市民の意見に直接耳を傾ける移動市長室「おおさき宝探し未来トーク」を、24日に開催する田尻地区から始める。

 伊藤市長が、市民やさまざまな団体の関係者と直接懇談し、市政運営に生かすのが目的。24日の田尻を皮切りに来年2月まで、すべての総合支所単位で実施する。鳴子温泉地区では11月下旬ごろを予定。古川地区は来年2月の実施を計画している。

 田尻地区では、同地区内の個人、団体を対象に、参加者を募集する。申し込み用紙に、関心のあるテーマ(@市民参画・生活環境A都市・交流基盤整備B教育・文化C防災・安全D産業振興E保健・医療・福祉F自然・生活環境Gその他)について具体的な意見・提言を記入し、田尻総合支所総務課か、市政情報課広報公聴係へ直接提出、あるいは郵送、ファクス、電子メールで。

 締め切りは10日。申し込みが多数の場合は、抽選する場合がある。

 開催場所は田尻老人福祉センターで、時間は午後1時から午後3時まで。参加者は、伊藤市長とテーマごとに意見を交換し、様子は一般市民にも公開する。

 詳細は田尻総合支所総務課(39―1111)か、市政情報課広報公聴係まで(23―5091)。

 申し込み用紙は田尻総合支所総務課と市政情報課で配布。市ホームページからダウンロードすることもできる。

 田尻総合支所総務課の郵便番号は989―4308で、ファクス番号は39―2594。

 市政情報課の郵便番号は989―6188、ファクス番号は24―9595。

 電子メールアドレスはshisei@city.osaki.miyagi.jp




会長を選出  西部・東部農委が総会

 大崎市西部・東部農業委員会の総会が3日開かれ、それぞれ会長、会長職務執行者を決めた。

 西部農業委員会は、会長に鈴木悟氏(58)=古川=、会長職務代理者に斉藤正範氏(60)=古川=を選出。

 また東部農業委員会は、会長に羽生正明氏(68)=田尻=、会長職務代理者に佐藤晃氏(69)=を選出した。




ひったくりで無職の男逮捕 古川署

 古川署は3日、窃盗容疑で住所不定、無職、佐藤俊明容疑者(35)を逮捕した。

 調べでは、佐藤容疑者は同日午後7時45分ごろ、大崎市古川駅南の路上で、歩いていた54歳の女性から、すれ違いざまに、肩からかけていた現金約1万円と財布の入ったポシェット(時価合計4600円)をひったくった。





8月3日(木)

古川まつりが開幕
 中心商店街に七夕飾りが並ぶ

 古川まつりが3日、開幕した。大崎市古川の中心商店街には七夕飾りが並び、浴衣姿の若い女性や子供連れなどが、吹き流しの下を散策する姿が見られた。

 梅雨が明けた古川は同日、午前から真夏の日差しが照りつけ、七夕飾りを準備する人たちも汗を流しながらの作業。通りの露店では、かき氷を親にねだる子供の姿が見られた。

 通りには、楽天イーグルスやべガルダ仙台を応援したり、吹き流しに子供たちの塗り絵を張るなど、さまざま工夫された竹飾りがならび、親子や友達と写真を撮る姿が見られた。また午後からは、みこしが歩行者天国となったメーンストリートを練り歩き、祭り気分を盛り上げた。

 古川まつりは4日も行われ、七夕飾りコンクール入賞者の表彰が行われるほか、夕方にはまつり太鼓の演奏が行われ、まつりは最高潮を迎える。

【写真・七夕飾りが並んだ古川の中心商店街】




緒絶川で笹舟レース
 古川まつりオープニングを盛り上げる


 古川まつりのオープニングを盛り上げようと、「全国笹舟(ささぶね)大会」が2日、大崎市古川の緒絶川で行われ、川沿いには、ゴール目指して流れ下る笹舟に声援を送る大勢の市民の姿が見られた。

 古川の中心部を流れる緒絶川を、地域を象徴する宝として見直そうと、大崎市古川商店街振興組合連合会(木村信一朗会長)が初めて開催した。

 レースに参加したのは子供を中心に100人で、主催者側が用意したササでささ舟を手作り。作り方をよく知らない親も少なからずいて、年配のスタッフに手伝ってもらいながら、完成させていた。

 レースは「醸室(かむろ)」前から旧藤の湯前までの間で行われ、五人ずつのレースでそれぞれ1位になった人が勝ち上がるトーナメント方式で実施。出場者は、特設のスタート地点から笹舟を流し、、無事ゴールするのを祈って川沿いを歩きながら、自分の舟が流れ下るのを見守った。

 川の両岸には、レースにエントリーした子供の親や、保育園の子供たち、市民らが訪れてレースを見守り、「がんばれ」と子供たちの声援も飛んでいた。

【写真・笹舟をスタートさせる子供たち】




県道交差点で衝突、助手席の女性死亡 大崎市田尻

 24日午前11時50分ごろ、大崎市田尻字町の県道交差点で、東松島市野蒜の看護師、高橋敏美さん(44)運転の普通乗用車が、栗原市若柳字川北の運転手、川股晃さん(47)運転の普通トラックと出会い頭に衝突、高橋さんの車の助手席に乗っていた母親のみよしさん(69)が全身を強く打つなどして死亡、高橋さんと後部座席に乗っていた妹(42)、川股さんは肩や首などを打つ軽症を負った。

 高橋さんが信号を見落としたらしく、警察で事故原因を詳しく調べている。
 



原付自転車のお年寄り死亡 バイクと衝突 田尻

 2日午後5時15分ごろ、大崎市田尻北小牛田の小牛田橋北の交差点で、近くに住む無職、熊坂昇さん(81)運転の原付自転車が右折しようとしたところ、後続の美里町内の専門学校生(18)運転のバイクと衝突し、熊坂さんは頭を強く打って約5時間後に死亡、専門学校生はあごの骨を折る重傷を負った。

 古川署で事故の原因を調べている。




スロットを不正操作、メダル盗んだ男逮捕 古川署

 古川署は2日、窃盗容疑で塩釜市藤倉1−13−5、無職、郡場直人容疑者(22)を逮捕した。

 調べでは、郡場容疑者は同日午後2時50分ごろ、大崎市古川地区内のスロット店で、不正な方法を使って機械を操作し、メダル73枚分(1460円相当)を盗んだ。





8月2日(水)

地域ブランドを発信
 「大崎体感食楽市場」オープン

 大崎市古川の「リオーネふるかわ」内に、地域の特産品を集めたアンテナショップ「大崎体感食楽市場」が2日、オープンした。

 大崎市が地域ブランドを発信し、産業の活性化を目指そうと、事業主体のまちづくり会社、(株)まちづくり古川を通して、リオーネを運営する(株)アクアライト台町へ本年度、600万円の補助金を支出、運営する。

 参加したのは67の個人、企業などで、販売するのは農家が生産した野菜や農産加工品、市内の企業が生産する菓子やめん類などの商品。また、地元産の果物、野菜などを使ってジュースや定食などを提供する飲食店も開店した。

 同日は、関係者が集まって記念セレモニーがあり、伊藤康志大崎市長が「素晴らしい大崎の食材を発見してもらえる場となるよう、期待をしている」と、オープンを祝ってあいさつ。店内にはさっそく市民が訪れ、新鮮な野菜を買い求める姿が見られた。

 同事業は本年度から3年間、実施される。詳細は大崎市産業企画課食産業推進係へ。電話番号は23―2238。

【写真・新鮮な野菜を買い求める市民】




防衛医大から医師
 大崎市民病院へ 来年7月まで4人


 自治体病院の医師確保を目指す県の要請を受け、防衛医科大学校病院から大崎市民病院に派遣された高畑りさ医師(32)が2日、大崎市役所を訪れ、伊藤康志市長に着任を報告した。

 高畑医師は、外科が専門。病院では外来の診察などのほか、救命救急センターでの救急手術などにも参加、研修をする。

 高畑医師は、木村時久・病院管理者らとともに市役所を訪れ、着任を報告。高畑医師は「地域の特性や現場を学び、地域医療に貢献できれば」と抱負を述べ、伊藤市長は「勤務のほか見聞を広げて、大崎の良いところを知ってほしい」と歓迎の言葉を贈った。

 大崎市民病院には来年7月まで、合計4人の医師が3カ月単位で、防衛医大病院から医師が派遣される。防衛医大が地方へ医師を研修派遣するのは、今回が初めてで、木村時久・病院管理者は「自衛隊に地域医療の実態を理解してもらい、災害時を考えた場合、医療面でのつながりができるという意味でも意義があること」と語っていた。

【写真・伊藤市長に着任を報告する高畑医師】




出土した土器など紹介  「いにしえの古川展」6日まで

 大崎市古川地区の遺跡・出土品を紹介する「いにしえの古川展」が、大崎市民ギャラリー「緒絶の館」で開かれている=写真=

 同展は、古川市史の資料・考古編の刊行を記念し、市史で紹介した出土品を実際に市民に見てもらおうと、大崎市教育委員会が開いた。

 旧石器時代から江戸時代まで、年代順に遺跡を紹介し、発掘状況を写した写真や石器、土器などを展示している。

 また、大崎氏と関係が深いとされる屋敷跡から見つかった中国製の磁器や、江戸時代の庶民の墓から出土した漆塗りのわんや印籠(いんろう)などが展示され、当時の人々の生活ぶりをうかがうことができる。

 同展は6日まで開かれている。入場は無料。時間は午前10時から午後5時まで。古川まつり期間中の3日と4日は午後8時まで。

 詳細は大崎市教育委員会文化財課へ。電話番号は72―5036。





8月1日(火)

多彩にイベント開催 古川まつり 3・4日

 中心商店街を七夕飾りが彩る大崎市の古川まつりは、3・4日、開かれる。

 2日夜に行われていた花火大会は本年度、中止され、代わって前夜祭が行われる。中心部ではキャンドルがともされて幻想的な雰囲気を演出。林家一門の落語会や、緒絶川ではささ舟競争大会も行われる。

 七日町では3・4日、「おまつり広場」が設けられ、高校生のバンド演奏や郷土芸能などが上演され、地場産品や野菜などの販売コーナーが設けられる。

 3日は、「みこし大行進」が午後3時、三日町と駅前をスタート。まつり太鼓は4日午後5時半にスタートし、十日町交差点でそろい打ちを行う。

 各商店街では、コンサートや抽選会などさまざまな催しが予定されている。またリオーネふるかわでは「上野浅草まつり」が開かれ、江戸職人の実演販売、特産品の販売が行われる。

 古川中心部は3日と4日午前10時から午後10時まで、通行止めとなる。

 詳細は古川まつり協賛会(古川商工会議所内)へ。電話番号は24―0055。