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コンビニに男が押し入る
現金8万円を奪い逃走 大崎市古川清水
11日午前3時10分ごろ、大崎市古川清水のファミリーマート古川清水店に男が押し入り、男性アルバイト店員(25)に包丁を突きつけ、現金約8万円を奪って逃走した。
男は身長165センチから175センチ、年齢は50歳くらい。グレーっぽいジャンパー、濃紺のズボンをはいていた。
当時、店内は店員1人だけで、男は無言で包丁を突きつけ、店員がレジ内の現金を差し出したのを奪い、車で古川市街地方面に向かって逃げた。車は、黒っぽいセダンタイプの乗用車だったという。
古川署は、防犯ビデオを調べるなどして捜査を進め、犯人の行方を追っている。
=コラム=
迷信について考える
お盆をひかえ、帰省ラッシュが始まった。東北道で10日、安全運転を呼びかけるキャンペーンが行われて取材に行ったのだが、長者原サービスエリアは、県外ナンバーの車で駐車場が埋まっていた。帰省ラッシュのピークは12・13日ごろだという。
さて、読者のみなさんの夏休みはどうだろう。もうすでに、どこか家族旅行にでも出かけただろうか。わたしは、お盆中も休めそうになく、いつ休みが取れるものやら。今年の夏こそ燧ケ岳(東北1の最高峰)へ出かけようと思っていたのだが、実現できるかどうか。尾瀬は遠いし、日帰りはきついから、連休をとらないと難しいし…。
ところで最近、日本アルプスを世界に紹介したウェストンの「日本アルプスの登山と探検」(岩波文庫)を読んだ。明治20年代終わりごろの登山記録なのだが、興味深いいくつかのエピソードの中で、とくに関心を引いたのが、当時の日本人が持っていた山に対する迷信だ。
あるアルプスの名峰に登ろうと、地元で案内人を探したものの、なかなか見つからない。理由を探ると、村人が「実りの時季に山に入ったら、神様の機嫌を損ねて嵐になる」と信じていたからだった。それでも、近代化の波は田舎にも着実に達していたらしく、そんな迷信を信じない人もちゃんといて、見つからないよう村をこっそり抜け出し、登山に出発したというのだ。
実は西洋人も、山には悪魔が住んでいると、長く信じ込んでいたのである。この迷信が払拭され始めるのはルネサンスのころで、イタリアの有名な詩人、ペトラルカが、山に登ること自体を目的に登山をしたと、歴史の本などに出てくる。最初、この話を世界史の参考書で読んだ時には、山登りにどんな歴史的意味があるのか、まったく理解できなかったけれど、人が迷信を退け、理性を信頼し始める重要なエピソードだとわかったのは、西洋史の本をさまざま読んでからだったのである。
さて、100年前の日本人の迷信を笑って読み流してしまいがちだが、でもどうだろうか。書店には占い本がいっぱい積まれているし、テレビでは、その占い師が先生と呼ばれて高視聴率をとっている。空中浮遊ができるといって信者を集めたカルトもあったではないか。はたして、わたしたちは本当に迷信から解放されたと言えるだろうか。
「仙台・古川線」ダイヤを一部改正 宮交大崎バス
宮交大崎バスは10日から、高速バス「仙台・古川線」のダイヤを一部改正した。
便数を、平日は上・下各14から10に、土曜・日曜・祝日は10から7に改正。
同線は、料金は従来通り、仙台駅と大崎市古川の各停留所間が900円、回数券(4枚つづり)が3000円。
詳細は宮交大崎バスへ。電話番号は22―1781。
仙台駅前と県大崎合同庁舎前の出発時間は、次の通り。
【平日】
▽仙台駅前=7時、8時40分、10時40分、12時40分、14時40分、15時40分、16時40分、17時40分、18時40分、19時40分
▽大崎合庁前=6時30分、7時、7時30分、8時30分、9時30分、11時30分、13時30分、15時30分、17時30分、18時30分
【土曜・日曜・祝日】
▽仙台駅前=8時40分、9時40分、11時40分、13時40分、14時40分、15時40分、17時40分
▽大崎合庁前=7時30分、8時30分、9時30分、10時30分、13時30分、15時30分、16時30分
孫文直筆の額など展示
吉野記念館で新収蔵資料展
大崎市古川の吉野作造記念館で、新収蔵資料を紹介する展示会が開かれている。
紹介しているのは、今年2月に100歳で亡くなった吉野作造の3女、小松光子さん(東京都杉並区)の遺族から、旧古川市が寄贈を受けた30点のうち14点と、吉野の長男、故・俊造氏の遺族が所蔵していた額。
額は、中国革命の指導者・孫文が「天下為公」と直筆したもの。「天下は公のためにある(私すべきものではない)」という意味で、このあとに「吉野先生嘱 孫文題」の文字があり、吉野の求めで孫文が書いたとみられる。
記念館によると、書は孫文が日本に亡命していた1915年(大正4年)6月に書かれたものらしい。吉野の日記には同月5日、東京・築地で開かれた孫文の演説会に出席、このあと夜遅くまで歓談したことが記されていて、孫文の書はこの時に書かれた可能性が高いという。
孫文と吉野の交流を示す唯一の証拠とされる貴重な資料で、これまで常設展示場には、この額のレプリカが飾られていた。
このほか、光子さんが所蔵していたのは、吉野が袁世凱の息子の家庭教師をするため中国に渡った時に購入した帽子や、関東大震災後に明治文化研究に没頭した際に収集し復刻した明治初期の新聞、自分の名前と住所を直筆した表札など。
表札は、吉野が最後に住んでいた本郷区(現在の文京区)駒込の家に掲げられていたもの。家は1926年(大正15年)5月、右翼とみられる人物に放火され、この時に焦げた跡が一部に見られる。
同展は9月3日まで。入館時間は午前9時から午後4時半まで。通常料金(一般310円、高校生210円、小・中学生100円)で見学できる。月曜日は休館。
詳細は同記念館へ。電話番号は23―7100。
【写真・吉野記念館の新収蔵資料展】
ゴール目指し出発
おおさき100キロ徒歩の旅
小学生が大崎地方を100キロ歩く旅は9日、大崎市岩出山の旧有備館をスタートした=写真=。
「おおさき100キロ徒歩の旅」は、今年が4回目。古川青年会議所やNPO法人TERAKOYAなどでつくる実行委員会が、子供たちが生きる力を養ってほしいと主催。
大崎地方の小学校4年生から6年生まで、合計112人の子供たちが参加。有備館前では、ボランティアの先導で子供たちが班ごとに、次々に出発。「元気にゴールします」と、見送った父母らに誓って、第1歩を記していた。
子供たちは、小学校などに宿泊しながら、岩出山から加美町、大崎市南部、遠田郡内を通過、13日午後0時40分ごろ、古川第1小学校に到着する予定。
2番目の源泉を掘削
大崎市田尻地区「さくらの湯」
大崎市は、田尻地区の加護坊温泉「さくらの湯」の2番目の源泉掘削を開始する。10日、現地で工事安全祈願祭を行う。
「さくらの湯」は、旧田尻町が整備し、平成17年4月にオープン。管理運営を有限会社たじり穂波公社が行っている。
源泉は、施設がある農村運動公園内に平成15年度、地下1200メートルを掘削、温泉をくみ上げている。
2号源泉の掘削は、施設への温泉の安定供給などを目的に実施する。1000メートル掘り下げる計画で、7月中に県から掘削許可を得た。
事業費は約5000万円で、本年度中に事業を完了。ポンプの設営などは来年度以降に実施する。
民本主義から90年
吉野作造講座 受講者募集
大崎市古川の吉野作造記念館は、26日から「吉野作造講座」を開講する。栗原市出身の労働運動指導者、鈴木文治との関係や、公布から60年目の日本国憲法と吉野作造の思想とのかかわりなどを取り上げる。6回シリーズ。参加者を募集している。
講師は、同記念館の田中昌亮館長。初日は、9月3日まで開かれている新収蔵資料展で紹介している資料の解説も行う。
いずれも会場は同記念館講座室で、時間は午前10時から正午まで。受講料は、受講回数に関係なく1200円。
申し込み、詳細は吉野作造記念館へ。電話番号は23―7100。
講座日程、内容は次の通り。
▽第1回(26日)
@「新収蔵資料展」展示紹介A民本主義を唱えて90年B鈴木文治没後60年 吉野作造と鈴木文治
▽第2回(9月9日)
@中央公論120年 吉野作造と瀧田樗陰・木佐木勝A東京大学キリスト教青年会「吉野作造先生50周年記念会」
▽第3回(同30日)
@「恋の訳しり陪審にたてて粋な裁判してほしい」丸谷才一A栗原基と大阪信正・大阪マリア
▽第4回(10月7日)
@「所謂私共の理想郷」吉野作造と白樺の時代A吉野英語論文を読む
▽第5回(同14日)
@文化生活研究会 吉野作造・有島武郎・森本厚吉A吉野作造と明治文化研究会
▽第6回(同28日)
@大日本帝国憲法の時代A日本国憲法公布60年 吉野作造と日本国憲法
出店者を募集
もったいないフリーマーケット 大崎市古川
大崎市古川リサイクルデザイン工房は、10月1日に大崎市古川で開かれる「もったいないフリーマーケット」の出店者を募集している。
フリーマーケットは、家庭で不用になった日用雑貨や衣類などを持ち寄って販売し、市民にリサイクル意識を広めようと開催され、今年で14回目を迎える。
会場は大崎市民会館前の駐車場。時間は午前10時から午後3時まで。
募集するのは50店舗。日用雑貨などを販売する人で、飲食物や家電製品は除く。1人1区画で、出店料は500円。
はがきに住所・郵便番号、氏名、電話番号、出品内容、当日搬入する車両ナンバーを記入し、大崎市古川リサイクルデザイン工房へ。郵便番号は989―6167。
締め切りは今月20日。詳細は同工房へ。電話番号は24―5275。
意識改革と行動¢iえる
民間出身の河合大崎市副市長が職員研修で
河合堯昭・大崎市副市長が講師を務める職員研修会が7日からスタートした。職員教育を重要な職務の1つとしていた、民間出身の河合副市長の意向で始まったもので、河合副市長は「これまでだれも経験していない時代に入っている。旧態依然とした対応では、みなさんの後輩に何も残せなくなる」と、民間の視点で職員に意識改革を求めた。
研修は、課長以上の全管理職を対象に実施。同日の研修会には課長以下の職員も含め70人ほどが、会場の東庁舎大会議室に集まった。
河合副市長は、日本社会が人口減少という、これまで経験しなかった時代に突入したことや、倒産する老舗企業が増えていることを数字で示し、時代が激しく変わっていることを説明。その上で「トップが引っ張る組織は、これからは通用しない。職員が自ら行動し、理念を共有していっしょに走る組織にしなければならない」と語った。
また「市民は株主であり、お客様。これまでだれを向いて仕事をしてきたのか振り返り、従来の手法をすべて棚卸し≠オてほしい」「頭では分かっている―というのではなく、実際に行動してほしい」と強調。集まった職員は、メモをとるなどしながら、熱心に意識改革と行動を訴える話に、耳を傾けた。
研修会は11日まで、同じテーマで本庁舎のほか岩出山・松山総合支所を会場に合計4回、開催される。
【写真・意識改革と行動を訴える河合副市長】
古川でタウンミーティング
県将来ビジョン″定 参加者募集
総合計画を見直し、「みやぎの将来ビジョン」策定を進めている県は、県民の意見を計画に反映させるため、9月に3カ所でタウンミーティングを開催する。県北地方では7日午後1時半から、県大崎合同庁舎内で開催する予定で、参加する県民を募集している。
「みやぎの将来ビジョン」は平成19年度から10年間を目標に、本年度中に策定する。
大崎合同庁舎で開く「大崎会場」では、三浦秀一副知事が出席。最初に政策課からビジョン策定について説明があり、県総合計画審議会委員で東北学院大の柳井雅也教授が「人口減少社会における地域振興」をテーマに講演。このあと、出席した県民から、県政への要望・意見を語ってもらう。
募集するのは100人。出席希望者は14日まで、県政策課へはがき(郵便番号980―8570、同日の消印有効)か、ファクス(022−211―2493)、電子メール(seisaku@pref.miyagi.jp)で。住所、氏名、年齢、職業、電話番号、参加希望会場を記入する。応募多数の場合は、抽選となる。
詳細は県政策課政策企画チームまで。電話番号は022―211―2419。
障害者らが集う
「みんなの夏祭り」 県合庁で12日
大崎地方の特殊学級や養護学校の児童・生徒、施設利用者らが集う「みんなの夏祭り」は12日午後1時から、県大崎合同庁舎1階で開かれる。
まつり実行委員会(委員長・青沼智雄古川手をつなぐ育成会長)が主催する。
障害者らがカラオケやダンスを楽しんだり、太鼓の演奏などを披露。
授産施設でつくられたパンなどの販売も行う。
詳細は実行委員会事務局(県立古川養護学校内)へ。電話番号は26―2338。