大崎ネットニュース Oosaki Net News |
=コラム=
新しい発想による指導
逆転ゲームが多くて、今年の夏の甲子園大会は、プロ野球より面白いという評判もあるらしい。でも、仙台育英が日大山形に負けてしまい、日大山形もベスト8で涙をのんでから、わたしは、ほとんど興味を失ってしまったのだった。
その日大山形の準々決勝だが、8回になって、早稲田実業に一気に4点も取られて逆転負け。ピッチャーは見るからに表情が硬く、勝ちを意識したとたんにペースを崩してしまうあたりは、やっぱりレベルの差なんだろうか?。
でも、日大山形が準々決勝まで進んでくれたのは、本当によかった。やっぱりベスト8ぐらい残らなきゃ。東北のチームは強くなった―というイメージを植え付けていけば、今回みたいに逆転負けしてしまうケースも減るに違いない。
さて、最近は甲子園でも、バットを短く持って打つ選手をほとんど見かけなくなった。体格の立派な選手がならび、見ただけでは、打順が上位なのか下位なのか分からない。わたしが甲子園野球を見始めたころの記憶だと、下位打者ならだいたい、一握りは余して構えていた気がする。金属バットの影響もあろうが、選手たちにパワーがついたということだろう。それに、バッティングだけでなく、キャッチャーや外野手の肩も良くなった。
選手個々の能力は向上しているが、その一方、ノーアウトでランナーがでれば、相変わらず、序盤でも機械的に送りバント。指導者の方は、ほとんど変化していないみたいだ。
先日、イーグルスの試合をテレビで見ていたら、強い打球を無理に正面で捕ろうとしてエラーをした内野手がいた。たぶん、小さいころから「正面で捕れ」と言われ続けてきたんだろうなぁ。バックハンドで捕球したら簡単にアウトが取れたろうに。
プロの世界でも、動きながら送球するのがへたな内野手が目立つが、高校でどんな守備練習をしているのだろう?。
新しい発想の指導が、必要じゃないかと思う。
24カ所で敬老会
1万4129人を招待 大崎市
大崎市の敬老会は、9月2日の古川荒雄地区を皮切りに、19日まで合計24カ所で開かれる。
招待対象者は、平成19年4月1日までに満77歳を迎える人で、市内全体の対象者は1万4129人(男4993人、女9136人)。松山・鹿島台・三本木地区では、旧町時代にそれぞれ77歳以下で招待していたため、対象年齢に達していない場合でも、経過措置で敬老会に案内される。
敬老会は、基本的に旧市町の従来のやり方を踏襲し、古川地区では、婦人会や地区振興協議会などが主催する。また、市から88歳の米寿を迎えた人に「祝詞」が贈られる。
一方、昨年まで一部の町であった敬老祝い金は、合併を機会に廃止される。
各地区の敬老会の開催日程、場所、時間は次の通り。
▽2日
荒雄(古川)=古川第四小、午後1時半
▽5日
真山(岩出山)=真山小、午前9時半
▽6日
池月(岩出山)=一栗体育館、午前9時半
東大崎(古川)=東大崎地区公民館、午後1時半
高倉(古川)=高倉地区公民館、午後1時半
▽7日
上野目(岩出山)=上野目小、午前9時半
宮沢(古川)=宮沢地区公民館、午後1時半
富永(古川)=富永小、午後1時半
▽8日
西大崎(岩出山)=西大崎小、午前9時半
志田東部(古川)=志田東部コミュニティセンター、午後1時半
西古川(古川)=農村環境改善センター、午後1時半
▽11日
長岡(古川)=長岡地区公民館、午後1時半
清滝(古川)=清滝小、午後1時半
▽12日
志田中部(古川)=志田地区公民館、午後1時半
敷玉(古川)=敷玉地区公民館、午後1時半
▽13日
岩出山(岩出山)=岩出山小、午前9時半
鳴子(鳴子)=鳴子スポーツセンター、午前10時
▽14日
中山(鳴子)=なかやま山荘、午前10時
▽15日
川渡(鳴子)=川渡地区公民館、午前10時
▽16日
三本木全地区=ふれあいホール、午前10時
田尻全地区=田尻総合体育館、午前10時
▽17日
鹿島台全地区=鎌田記念ホール、午前10時
▽18日
松山全地区=松山小、午前10時
▽19日
鬼首(鳴子)=オニコウベリフレッシュセンター、午前10時
生活支援施設の存続求め嘆願書 市民団体が大崎市へ
県社会福祉協議会に運営を委託している大崎市古川の精神障害者地域生活支援センター「響」について、県は9月いっぱいで委託をやめることを決めたため、存続を求めて市民団体が17日、4842人の署名簿といっしょに、大崎市に嘆願書を提出した。
県の決定は、障害者自立支援法により、10月から障害者の生活支援事業が市町村へ移管されるためだ。
センターは平成13年に開設され、就労や生活の支援、関係機関との連絡調整などを行ってきた。
嘆願書を提出した「地域生活支援センター響の存続を訴える会」(五十嵐利幸事務局長)は、精神障害者支援のノウハウを持っているのは他になく、センターは障害者の重要な生活拠点になっているとして存続を求め、県へ来週中に嘆願書を提出したいという。
第2回おおさきブランド戦略会議、観光をテーマに開催
旅行情報誌編集者らパネラーに 鳴子公民館で26日
有識者や市民の意見を産業振興など施策に生かす大崎市の「おおさきブランド戦略会議(飛翔会議)」の第2回会議が、26日午後3時から、観光をテーマに鳴子公民館で開催される。市民が自由に会議を傍聴でき、市企画調整課では市民の参加を呼びかけている。
ブランド戦略会議は、産業や教育などをテーマに、年内に合計8回、開催する予定。初回は今月12日、古川で開き、各界で活躍している大崎出身者を招き、大崎市の情報戦略などについて話し合った。
2回目の会議は、宮城大学事業構想学部の大泉一貫教授がコーディネーターとなり、旅行代理店関係者や市民ら4人がパネリストとして参加、大崎の観光戦略を語り合う。
パネリストは、(株)JTB東北・交流文化事業部地域貢献推進部長の阿部昌孝氏、旅行情報誌の編集を手がけるJTBパブリッシング広告部課長の千葉和子氏、JR古川駅長・蜂谷賢悦氏、転勤で札幌や仙台など各地で生活し、今年4月から市内古川に住む小滝速美氏。
最初に、阿部氏が「東北からみた大崎の観光資源」と題して、30分ほど基調講話を行い、続いて4人による意見交換を行う。
詳細は大崎市企画調整課政策調整係へ。電話番号は23―2129。
車が店舗に突っ込む ヨーク古川南店
17日午前11時50分ごろ、大崎市古川のヨークベニマル古川南店に軽乗用車が突っ込み、来店者やレジ係の店員ら6人がけがをし、このうち2人が救急車で病院に搬送された。
軽乗用車を運転していたのは、市内に住む80代の女性で、店舗正面の駐車場に、店舗側に向けて止まっていたいた車が植え込みを突破し、店舗ガラスを突き破って店内に突っ込み、レジの手前で止まった=写真=。
女性は夫とともに買い物に来ていて、駐車場から出ようと車を動かした際、急発進して突っ込んだらしい。2人にけがはなかった。
古川署で、車がなぜ店舗に突っ込んだのか、原因を調べている。
県産牛肉などが当たる
おおさきうまいものスタンプラリー、27日から
大崎地方の産直施設などでつくる「おおさきアグリビジネス連絡会」は、加入施設を対象に「おさきうまいものスタンプラリーを」を27日から10月31日まで実施、合計67人に地場産品などをプレゼントする。
対象となるのは13カ所の施設。指定のカードに、買い物や食事をした際にレジでスタンプを1回押してもらい、3カ所分のスタンプを集め、応募。カードや応募箱は、各施設に備える。
第1回応募締め切りは9月30日、2回目を10月31日とし、抽選で当選者を決定。応募できるのは、各期間、1人でカード1枚のみ。当選者は、施設に掲示したり、県大崎地方振興事務所のホームページで発表する。
特賞は県内産牛肉(1万5000円分)=各応募期間1人=で、このほか農産物の詰め合わせや農家レストランの食事券などが贈られる。
27日は、大崎市古川駅東の「旬の店・シンフォニー」でオープニングイベントが午前9時45分から開かれ、先着20人にジャガイモとタマネギの詰め合わせをプレゼントする。
詳細は大崎地方振興事務所地方振興部振興第2班へ。電話番号は91―0763。
大崎市の新しいビジネス考える 宮城大10周年シンポジウム
大崎市発足と宮城大学の開学10周年を記念する地域シンポジウム「大崎市における新しいビジネス創造」は10月7日午後1時半から、県古川合同庁舎1階の大会議室で開かれる。受講者を募集している。
基調講演を、同大学事業構想学部の大泉一貫教授が「地域経済構想と事業構想について」と題して行う。
このあと同学部の山田晴義教授が「コミュニティービジネスについて」、富樫敦教授が「情報と地域ビジネスについて」、さらに「観光資源と地域ビジネスについて」と題して宮原郁子助教授が講演。
このあと、大泉教授を座長に、3人が大崎市の新たなビジネスの創造についてディスカッションを行う。
最後に、同学部の小沢尚教授が「地域資源をアートする」と題して、講話を行う。
参加希望者は9月29日まで、電話で宮城大学事務局企画情報班へ。電話番号は022―377―8307。
書の展示や詩の朗読会など 祥雲閣夏≠烽フがたり
大崎市古川の祥雲閣で、詩の朗読や書の作品展示などを行う「祥雲閣夏≠烽フがたり」が26日と27日、開かれる。
室内の部では、書のほか、生け花や甲冑(かっちゅう)などを展示。また庭園では、大崎市三本木の彫刻家、小関俊夫さんの作品を紹介。時間は午前10時から午後6時まで。また、お茶席コーナーを午前11時から午後4時まで設ける。
26日は古典文学と詩の朗読会を午後2時半から開催。また27日は、「石と白砂の伝統芸術 盆石お手前」を午前11時から行う。
このほか、27日は午後4時から「庭園コンサート」が開催される。東京芸大卒の女性2人による琴の演奏コンビ「心花」の演奏と、津軽三味線全国大会で3連覇、浅野祥さんの演奏が行われる。入場は1000円。
詳細は大崎市民会館へ。電話番号は22―2649。
假屋崎省吾&神崎愛の世界 大崎市民会館で10月9日
大崎市民会館で10月9日、「華道家・假屋崎省吾&フルート・神崎愛の世界」を午後3時から開催する。
母をテーマに、テレビでも活躍する假屋崎さん、神崎さんが対談。神崎さんのフルート演奏と、假屋崎さんの生け花パフォーマンスが行われる。
入場は2000円(当日は2500円)。詳細は大崎市民会館へ。電話番号は22―2649。
【写真・「假屋崎省吾&神崎愛の世界」ポスター】
8月15日(火)
東北道・長者原のスマートIC
大崎市が国に連結申請≠ヨ 社会実験後の恒久化に見通し
長者原SAスマートIC社会実験協議会(会長・梛野良明県建設交通局長)は、東北道・長者原サービスエリアで社会実験が続けられているスマートインターが10月以降、恒久設置される見通しが強まったため、このほど、社会実験後の連絡調整などを行う「長者原スマートインターチェンジ地区協議会」に組織を移行させ、会長に伊藤康志大崎市長が就いた。
長者原サービスエリアのスマートインター社会実験は、平成16年12月24日にスタートした。7月中の1日平均利用台数は585台で、コストに対し利益が確保できる見通しがついたという。
このため、地区協議会は恒久化後の実施計画を策定。さらに大崎市は、市道と高速道路の連結許可申請を、17日にも国交省へ提出する。同省はこれを受け、9月中旬ごろまでに許可を決め、実験終了後の10月1日から、恒久設置へと進む見通しだ。
恒久化後のスマートインターの運営は東日本高速道路(株)が行う。地区協議会は、利用時間制限など関係者間の調整を行ったり、利用率向上を目指す事業を展開する。社会実験協議会の一員だった涌谷町は地区協議会に入らず、東北地方整備局など国の出先機関、県、大崎・栗原・登米市と、あらたに県警組織が加わった。
【写真・10月から恒久設置される可能性が高まっている長者原サービスエリアのスマートインター(下り)】
全国へあと一歩、東北3位
結成5年目の快進撃 リトルシニア宮城大崎
硬球を使った日本リトルシニア野球選手権東北大会で、3位に入った宮城大崎の選手たちが14日、大崎市役所を訪れ、伊藤康志市長に結果を報告した。あと一歩で神宮球場(東京)などで開かれた全国大会の切符を逃したが、伊藤市長は、結成5年目のチームの快挙をたたえていた。
表敬に訪れたのは、佐々木貴寛主将(古川東中学校3年)ら選手20人と、秋保一徳監督ら関係者。
東北大会は、鹿島台中央野球場など大崎地方を中心とする会場で6月から7月にかけて、東北各地から42チームが出場して開かれた。
宮城大崎は準々決勝で七ヶ浜(宮城)を1―0で破り、準決勝に進出。決勝に進めば念願の全国大会出場だったが、優勝した東北に2―16のコールド(5回)で敗退してしまった。しかし、3位決定戦では気持ちを切り替え、仙台北(宮城)に2―1で勝利。
秋保監督は「勝つという目標に選手がまとまることができた。5シーズン目でベスト4は、満足できる結果だった」と振り返る。
選手たちから大会の報告を受けた伊藤市長は「すばらしい結果を残してくれた。ぜひ神宮球場に行けるよう、これからもがんばってほしい」と励ましの言葉を贈った。
佐々木主将は「3位決定戦は、準決勝の悔しい思いを引きずらず臨めたのがよかった。後輩たちは、東北大会を1位で通過して、全国大会に出てほしい」と期待をしていた。
【写真・伊藤市長に東北大会3位の結果を報告する選手たち】
第1回「おおさきブランド戦略会議」
メディア戦略の重要性指摘 有識者の意見を地域振興に生かす
有識者らの意見を地域振興に生かす大崎市の第1回「おおさきブランド戦略会議」が12日、古川保健福祉プラザで開かれ、同市出身のパネラーが、大崎の持つ魅力や情報発信について考えた。
最初の戦略会議は、「大崎市出身者から見たおおさきブランドづくり」をテーマに開かれた。宮城大学事業構想学部の大泉一貫教授がコーディネーターを務め、古川出身の経営コンサルタント・小堺桂悦郎氏と東北放送アナウンサー・横山義則氏、三本木出身の県議・外崎浩子氏がパネラーとなり、大崎のブランド戦略について意見を述べあった。
最初の基調講演で大泉教授は「(地域づくりは)何がポイントなのか、絞り込む必要がある。1点突破′^から始め、波及させていく方法を考えるべき」と語った。
パネルディスカッションでは、大崎市の情報発信について話題になり、小堺氏は「大崎をイメージさせるキャッチコピーが必要」、横山氏は「ブランドづくりには、若い人の力が大切」などと発言。大泉教授は「今まで他者を意識しすぎて、目立つことを考えてこなかったのではないか」と述べ、メディア戦略の重要性を指摘した。
また、外崎氏は「仙台空港で外国と直接結びついている環境を生かして、大崎の物産を海外に売り込む発想が必要」と語っていた。
ブランド戦略会議は、年内にこのあと7回開かれる予定で、次回は26日、観光をテーマに鳴子公民館で開かれる。
【写真・大崎のブランド戦略を考えたディスカッション】
全員無事、元気にゴール
小学生「おおさき100キロの旅」
大崎地方の小学生が、地域内を100キロ歩き通す徒歩の旅は13日、参加した112人全員が無事、古川第1小学校にゴールした。
100キロの旅は今回が4回目で、子供たちに生きる力を養わせようと、古川青年会議所やNPO法人TERAKOYAなどでつくる実行委員会が主催して実施した。
小学生は、9日に大崎市岩出山の旧有備館を出発。小学校などに宿泊しながら、加美町から大崎市南部、遠田郡を通過。最終日は不動堂小学校を出発し、青生小、敷玉小を通過する16キロを歩き、ゴールに到達した。
ゴールの古川第1小グラウンドでは、父母が集まって到着を待ち、がんばって歩き通した子供と握手をしたり拍手をして出迎え、子供たちはグループごとに、1列に並んでゴールのテープを切った。
古川第2小の高橋由実さん(6年生)は、「1番きつかったのは、蒸し暑かった2日目。家族と離れて仲間と歩き通す体験は、楽しくて自信になった」と、感想を語っていた。
【写真・1列に並んでゴールする小学生】
障害者が交流を深める
大崎市古川でみんなの夏まつり
大崎地方の障害者が集まり、交流を深める「みんなの夏祭りチャレンジ・ド・2006」が12日、大崎市古川の県大崎合同庁舎で開かれた。
特殊学級や養護学校の児童・生徒、施設利用者らが集まり、楽しいひとときを過ごそうと開かれ、今年で5回目。
ステージでは、東北福祉大吹奏楽部の演奏や、カラオケや合唱、ダンスなどが披露され、訪れた父母らが、盛んに拍手を送っていた。
また、授産施設などがパンやギョーザ、Tシャツなどを販売するコーナーを設けたほか=写真=、七夕の吹き流しも飾られ、祭り気分を盛り上げていた。
高速道路の安全運転を呼びかけ 東北道・長者原SA
東日本高速道路(株)東北支社古川管理事務所と県警高速隊古川分駐隊は先日、帰省客らに安全運転を呼びかけるキャンペーンを、大崎市古川の長者原サービスエリア下りで行った。
キャンペーンが行われたサービスエリア駐車場には、関東地方など遠方のナンバーをつけた車が次々に入り、ドライバーが安全運転を呼びかけるチラシを受け取っていた。
チャリティー募金も行われ、呼びかけに応じると、抽選で景品をプレゼント。花火の詰め合わせを当てて喜ぶ家族もいた=写真=。
また、パトカーの体験試乗コーナーも設けられ、親たちが、運転席でポーズをとる子供の姿を写真に収めていた。
高速道は、上りのピークが15・16日ごろと見られ、古川管理事務所では「時間に余裕を持って、休憩をとりながら安全運転をしてほしい」と語っていた。