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地域福祉の向上を支援
大崎法人会が「福祉夢まつり」
(社)大崎法人会(皆川清会長)の大崎福祉夢まつりが16日、大崎市古川総合体育館で開かれ、会場には福祉作業所のブースが並び、訪れた市民と交流を深めていた=写真=。
法人会に加入する企業が地域福祉の向上を支援し、住民との交流を広げようと開かれ、今年で3回目。
大崎地方のほか、栗原市、登米市、仙台市などから約20の授産施設、学校が店を並べ、障害者らが制作に取り組んだ手芸品や陶器、農産加工品などを販売。訪れた市民が試食をしたり、施設の活動を聞くなど、さまざまな福祉活動に理解を深めていた。
また、法人会加入企業のブースも設けられ、ベッドや車いすなど福祉製品を紹介する企業もあった。
福祉施設へ寄付するタオルや使用済み切手を持ち寄る市民もいたほか、入り口では出店が並んで祭り気分を盛り上げていた。
女性に体当たり、バック奪う 鹿島台の男と少年2人逮捕 古川署
古川署は15日までに、強盗致傷や窃盗容疑で、大崎市鹿島台木間塚字出町154−40、アルバイト社員、角田英幸容疑者(32)と、同市内の無職少年(18)を逮捕した。
調べでは、2人は共謀し、4月21日午前0時半ごろ、大崎市古川駅前大通5丁目の路上で、33歳の女性に体当たりして転倒させ、現金4700円などが入ったバックを奪い、女性に手やひざに打撲など約3週間のけがを負わせた。
また6月27日午前1時50分ごろ、同市鹿島台の自営業者(56)宅に侵入、現金14万円などが入ったセカンドバッグ(時価合計2万5000円相当)を盗んだ。
古川や鹿島台では4月、女性ばかり狙った同様の手口の強盗やひったくりが4件連続して発生し、6月には鹿島台で、車やバイクの窃盗、民家への忍び込みなど10数件発生していて、同署では2人の犯行の可能性が強いと見て追求している。
=コラム=
市民病院の建設延期
大崎市民病院の建設について明確な発言をしてこなかった伊藤康志市長が、新市建設計画通りの着工を断念する意向を、市議会定例会の行政報告で表明した。合併協議では、市民病院建設は当初計画より前倒しして実施することに決めたが、古川が市名問題などで大揺れだったことが背景にあっただけに、議会では議論を呼びそうである。
理由は、「きわめて危険な状況」(伊藤市長)という市の財政環境だ。
本院は160億円から257億円、さらに岩出山分院は21億円という、巨額の事業費が見込まれている。
ところが財政状況はといえば、経常経費が91・8%を占め、実質公債比率が19・8%(平成17年度)という県内13市最悪の厳しい環境。つまり義務的支出と借金の支払いに追われ、自由に使えるお金がほとんど手元にないという状態なのだ。
実は当初から、「本当に病院は建てられるのか?」といった声は、あちこちで上がっていた。「1年先送りするのでは」という話も、最近では漏れ伝わっていたのである。だから、市長の説明を聞いて、特別、驚くこともなかった。
「だったら、なぜ知っていることをきちんと原稿にしないのか」と、しかられそうである。まったくその通り。記者として怠慢だったといわれても、しかたがない。「延期」を語る市長の話を聞く間、ずっと胸の中に、もやっとした気分が漂い続けたのだった。
大崎市の総合計画策定
市民検討会議を設置へ 教育など8つの部会 メンバー募集
大崎市は、来年9月定例市議会での提案に向け、総合計画の策定作業に入る。10月中に庁議メンバーによる策定委員会を設け、市民代表や学識経験者による総合計画審議会を10月から11月ごろに設置する。また、市民意見を計画に反映させるため、市民検討会議を11月下旬ごろに置く考えで、メンバーを募集している。
総合計画は、平成19年度から10年間を目標とする。庁議メンバーによる策定委員会の下に、実務レベルで作業を進める課長クラスの調整会議、課長補佐から主査クラスによるワーキング組織を設置して素案作成を進める。
総合計画審議会は、市長の諮問に応じ、素案などに意見を述べる。行政機関や公共的団体の関係者、まちづくり協議会委員、学識経験者20人ほどで構成する。
一方、市民検討会議は、教育や市民参画、産業振興など八つの部会を設置し、市民の視点を総合計画に反映させる。公募する市民のほかに市職員を加え、一部会十人程度で構成したい考えだ。
希望する市民は、総合計画へ意見を寄せる市広報誌9月号の「わたしからのメッセージ」に意見、希望する部会を記入、市企画調整課へ今月30日までポストに投かんする。
メンバーの資格は、市内に居住、勤務する18歳以上で、まちづくりに興味があり、ボランティアで参加できる人。
詳細は企画調整課政策調整係へ。電話番号は23―2129。
約70人の雇用申し入れ 瀬戸工業所自己破産で
瀬戸工業所(大崎市古川)の自己破産申請で解雇された従業員の再就職について、大崎市商工観光課に12日まで、県内の34社から、解雇された約70人とほぼ同じ人数の求人申し入れがあったことがわかった。
34社のうち25社は建設・土木関係の企業。若手の技術者を求めるケースが目だった。「仕事で世話になった」と、受け入れを申し出る企業もあったという。
このほか警備会社や、保険関係の企業もあった。
地域別では、11社が大崎市内の企業で、栗原・登米市内が6社。このほか仙台市、石巻市、多賀城市など、県内各地から申し入れがあったという。
商工観光課では、申し入れのあった企業情報をハローワーク側へ伝え、連携して再就職先の確保に努めている。
一方、ハローワーク古川では、今月11日に解雇された従業員を対象に、求職の申し込みなど相談会を開催した。元従業員のほとんどが手続きに訪れ、再就職先は決まっていないという。
40歳以上の全市民を対象に
健康調査を12月に実施へ 東北大大学院と共同で 大崎市
大崎市は、40歳以上すべてを対象に、市民健康調査を12月に実施する予定で、関連予算約1千万円を追加する一般会計補正予算案を、9月定例市議会に提案した。
実態に即した健康推進事業を実施するのが狙いで、平成20年度に策定予定の健康増進計画や、介護保険事業計画にデータを生かす。調査は東北大大学院医学系研究科と共同で実施し、学問研究にも生かされる。
12月1日を基準に、9月1日現在で住民基本台帳に登録されている満40歳以上の市民が対象。調査対象者は約7万8500人。
調査票は行政区長が対象者にそれぞれ配布し、郵送で回収する。結果は来年8月ごろまでにまとめる。
調査内容は、健康状態のほか、食生活や運動、喫煙など生活環境も含む。また65歳以上についてはこのほか、介護予防を目的に、同意を得た人から日常生活の様子などを聞く。
健康推進課では、広報誌に掲載したりポスターを作成するなどして市民に理解を求めることにしており、「健康推進事業を効果的に実施するためにも、回収率を上げたい」と、協力を求めている。
緒絶の館、開館10周年で展示会
「描かれた日本のくらし」展 来月4日から
大崎市民ギャラリー「緒絶の館」で、開館10周年を記念する絵画などの展示会「描かれた日本のくらし」が、10月4日から同月15日まで開催される。地域の民俗資料の展示も併せて行うことにしており、日本の昔の暮しぶりを振り返る。
展示されるのは、県美術館が所蔵する洋画や日本画、版画など約40点で、明治から昭和初期の暮らしぶりを描いた作品。竹久夢二(1884―1934)の日本画や、福島県出身の木版画家・斎藤清(1907―1997)らの作品が紹介される。
入館時間は午前10時から午後4時45分まで。入館料は一般・大学生が200円。高校生以下は無料。14日午後2時からは、県美術館の三上満良学芸員が、展示作品の解説をする。
民俗資料展は、市教育委員会が所蔵する資料を展示し、市内の昔の生活の様子を紹介。
見学は無料。8日は、わらじなどわら細工の実演、体験教室も開く。時間は午前10時半と午後1時半から。
また7日には、ギャラリー前広場で紙芝居を行う。上演するのは、仙台市を拠点に活動している俳優、小畑次郎さん。
上演時間は午前11時からと午後2時からの2回。見学は無料。雨天の場合は市民ギャラリー第4展示室で行う。
詳細は市民ギャラリー「緒絶の館」まで。電話番号は21―1466。
無銭飲食で無職の男逮捕 遠田署
遠田署は13日、詐欺容疑で涌谷町字浦町54、無職、加藤孝輝容疑者(61)を逮捕した。
調べでは、加藤容疑者は12日、同町内の飲食店で、ラーメンなど6品(合計約1800円)を無銭飲食した。
大崎市民病院の建設
計画年次の実施£f念 伊藤市長が9月定例会で表明
大崎市の伊藤康志市長は、市民病院の建設について、新市建設計画の年次に実施することを断念し、12日に開会した9月定例市議会の行政報告で表明した。庁内に問題を検証する組織を設置し、1年をかけて建設へ向け課題を探る。
新市建設計画では、市民病院本院を平成20・21年度に建設。事業費は約160億円から257億円と試算し、160億円の場合、市の出資金を最大40億円と見込んだ。
また岩出山分院については、建設事業費を21億円、市出資金は最大5億2500万円とし、平成19・20年度に建てるとしている。
計画通りの事業実施を見送ることを決断した背景には、厳しい市の財政事情がある。平成17年度の経常経費は91・8%を占め、義務的経費の支出だけで手一杯の状況に陥っている。実質公債比率も19・8%と、借金体質は県内13市で最悪の状態になっている。
会見した伊藤市長は「財政はきわめて危険な状況にあり、合併協議での熱い思いは理解しているが、財政の健全化をまず優先させるべきと判断した」と説明。一方、「市民病院は県北圏域の中心的な医療センターであり、組織を立ち上げて検討し、来年夏ごろまでに結論を出したい」と述べた。
病院建設は旧古川市時代からの懸案事項で、新市建設計画・一体化事業の中心的な事業だが、合併に反対する旧古川市議や市民の理解を得るため、当初の計画を前倒しした経緯もあり、定例会ではさまざまな議論予想される。
関東自動車 岩手工場の部長が講話
おおさきブランド戦略会議 23日に三本木で
大崎市の「おおさきブランド戦略会議(飛翔会議)」の第4回会議は23日午後3時から、同市三本木総合支所「ふれあいホール」で開かれる。「おおさき産業革命戦略」をテーマに開かれ、関東自動車工業(株)岩手工場の部長が講話を行う。
関東自動車から訪れるのは、岩手工場管理部の鈴木誠部長。同社の東北圏の事業展開について述べる。
市は、自動車関連産業の誘致、集積を目指しており、伊藤康志市長が先月、同社岩手工場を直接訪れ、人事交流などを申し入れている。
このあと、鈴木部長のほか外食産業やマスコミ、広告業界の社長ら3人を加えてパネルディスカッションを行い、大崎市の産業振興について語り合う。コーディネーターは、宮城大学事業構想学部の大泉一貫教授。
一般市民の聴講は自由。詳細は市企画調整課まで。電話番号は23―2129。
鈴木部長以外のパネラーは次の通り。敬称略。
▽井上修一
外食チェーン(和風レストランまるまつなど)運営の(株)カルラ社長
▽長田洋子
「朝日ウィル」などを発行する出版、広告企画会社(株)北燈社社長
▽角田憲男
広告企画制作の(株)宮城読売サービスセンター専務取締役営業本部長
虚偽の離婚届提出横浜市内の男逮捕 遠田署
遠田署は12日、有印私文書偽造・行使、電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で、神奈川県横浜市南区の自称会社役員、小野正彦容疑者(47)を逮捕した。
調べでは、小野容疑者は今年4月、妻の同意を得ないまま、離婚届に妻の名前などを勝手に書いて涌谷町役場に提出した。
虚偽の離婚届を提出 大崎市職員が懲戒処分
大崎市は十二日、虚偽の離婚届を役所に提出、不法に戸籍を書き換えさせた四十歳代の保健福祉部職員を、同日付けで停職三カ月の懲戒処分としたと発表した。
市の説明によると、離婚調停が不成立となった職員は平成十六年九月二十四日、妻の同意を得ないままかってに署名、押印した離婚届を旧古川市役所へ提出したという。
妻の訴えで、仙台家庭裁判所は平成十七年一月に離婚無効を決定した。職員は有印私文書偽造などの容疑で刑事告発され、今年七月三十一日に起訴された。
職員は虚偽の離婚届を提出した当時、合併した旧町に勤めていた。市は「プライベートな面が強く、今後の勤務にも影響がある」として、氏名のほか務めていた役場も明らかにしなかった。本人は事実を認めているという。
伊藤康志市長は「個人的な事案とはいえ、公務員としてあってはならない行為。あらためて職員教育に務めていきたい」と謝罪。
一方、事実が分かったのは、五月に妻側から、処分について市に問い合わせがあったためで、合併時に事実が人事課に引き継がれていなかった。
伊藤市長は「司直の判断を待っていたことや、合併時の混乱が影響したと思うが、この機会に引き継ぎが徹底しているのか、再調査したい」と述べた。
看護師など募集 大崎市民病院
大崎市民病院は、十一月一日と、来年四月一日に採用する職員の採用試験を実施する。
採用試験は、十一月採用が十月中旬に、四月採用は十一月初旬に行う。内容は面接、作文など。
申し込み締め切りは今月二十九日(郵送の場合は必着)。必要書類など問い合わせは、大崎市病院事業局総務人事課へ。電話番号は23―3311内線205。
募集する職種などは次の通り。@は採用予定人数Aは応募資格
【十一月一日採用】
▽看護師
@十五人A昭和四十六年四月二日から昭和六十一年四月一日までに生まれた免許取得者
▽薬剤師
@三人A昭和五十一年四月二日から昭和五十九年四月一日までに生まれた免許取得者
▽臨床検査技師(非常勤職員)
@一人A昭和三十六年四月二日から昭和六十年四月一日までに生まれた免許取得者
【四月一日採用】
▽薬剤師
@二人A昭和五十一年四月二日から昭和六十年四月一日までに生まれた免許取得見込みか免許取得者。
▽放射線技師
@二人A昭和五十一年四月二日から昭和六十一年四月一日に生まれた免許取得見込みか免許取得者。
▽理学療法士
@一人A昭和五十一年四月二日から昭和六十一年四月一日までに生まれた免許取得見込みか免許取得者。
▽言語聴覚士
@一人A昭和五十一年四月二日から昭和六十一年四月一日までに生まれた免許取得見込みか免許取得者。
大崎市中学校駅伝
女子は鳴子が優勝 男子は古川が1位
大崎市中学校駅伝競走大会が8日、古川北中学校を発着とするコースで行われ、女子は鳴子(A)が優勝した。
男子は6区間、17・96キロで行われ、21チームが出場。女子は5区間、12キロで実施され、20チームが出場した。
女子のレースでは、鳴子は1区を5位で通過し出遅れたものの、後続の走者が徐々に追い上げ、最後の5区で佐藤愛選手がトップを走っていた古川北の選手を抜き去りゴール。大会最初の栄冠を手にした。
一方、男子は古川(A)が優勝。岩出山(A)が4位に入る健闘を見せた。
結果は次の通り。
【男子】
@古川A(矢越大也、関本哲、木村大智、菊田大喜、目黒匠真、大場友)1時間1分53秒A古川東AB田尻AC岩出山AD古川北AE鹿島台AF三本木AG田尻BH三本木BI古川北BJ鳴子AK岩出山BL古川南AM古川黎明AN鹿島台BO松山AP古川西AQ古川西BR古川BS古川東B21松山B
【男子・区間】
▽1区(3・11キロ)@一條俊平(古川東A)10分16秒A矢越大也(古川A)B小野寺駿(田尻A)
▽2区(3・07キロ)@関本哲(古川A)9分55秒A関龍飛(古川東A)B星光太(田尻A)
▽3区(3・07キロ)@木村大智(古川A)10分15秒A菊地匠平(岩出山A)B鈴木亮(古川東A)
▽4区(2・67キロ)@笠原祥平(田尻B)9分36秒A藤岡政光(古川北A)B堀川晶太(岩出山B)
▽5区(3・17キロ)@伊藤祥太郎(鹿島台A)10分40秒A佐々木勝人(古川北A)B目黒匠真(古川A)
▽6区(2・87キロ)@加藤直人(田尻A)8分57秒A岩井信弥(岩出山A)B男沢優太(古川東)
【女子】
@鳴子A(狩野悠希、吉田美衣子、金野奈々、中津留桂、佐藤愛)45分30秒A古川北AB三本木AC古川東AD鹿島台AE岩出山AF田尻AG古川黎明AH古川AI三本木BJ古川北BK古川南AL鳴子BM古川西AN古川BO松山AP田尻BQ古川東BR鹿島台BS松山B
【女子・区間】
▽1区(2・40キロ)@佐々木智穂(古川黎明A)9分00秒A草刈絵美(古川北A)B藤原真佑子(岩出山A)
▽2区(3・07キロ)@柏崎春菜(古川東A)11分43秒A相沢苗枝(三本木A)B千葉有理加(古川北A)
▽3区(1・68キロ)@三神華加(田尻A)6分19秒A小野寺郁美(古川東A)B金野奈々(鳴子A)
▽4区(1・98キロ)@中津留桂(鳴子A)7分52秒A南條智美(古川北A)B今野香澄(三本木A)
▽5区(2・87キロ)@佐藤愛(鳴子A)9分56秒A後藤泉(岩出山A)B泉沢美和(田尻A)
【写真・勢いよくスタートする女子選手】
踏切で女性がはねられ死亡 涌谷町
11日午前5時54分ごろ、涌谷町掃部沖名のJR石巻線・新町頭踏切内で、同町内の無職女性(29)が下り回送列車にはねられ、死亡した。
運転手が踏切の約150メートル手前で女性を発見し急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。
女性は列車に向かって立っていたといい、遠田署は自殺とみて調べている。